昨日から降っていた雪が積もり、白銀の朝。
午前中は、担当の委員会で出張だったが、30分遅れで開始。
いろいろと取り組みが相次ぎ、かなり忙しい。
バタバタと昼で早退し、学校に向かう。
今日は、娘の「二分の一成人式」だ。
現在4年生で10歳。
20歳の半分、つまり二分の一。
すでに晴れて雪も溶けていたが、広い体育館は底冷えが酷く、足下からしんしんと冷える。
ずいぶん前から告知してあったと言うこともあり、保護者も多数見に来ていた。
今回、娘は実行委員として、表に出ることも多かった。
合唱から始まって、小学校生活を振り返り、今の自分自身を見てもらう。
寸劇仕立てで、それぞれが台詞を掛け合う。
・・・大きくなったんだな・・・。
下の子故、上の子が通ってきた道をなぞるように成長しているが、当然のことながら、息子と娘が全く違う。
始めての感動は、子供が何人いようと変わらない。
運動会で踊った「花笠音頭」も見事に、10歳の成長を改めて感じた。
・・・・・。
娘が小学校入学とと同時に、私は働き出した。
いきなり遠方の職場に赴任し、毎日70kmの運転が続いた。
本当に自分自身のことで精一杯だった。
学童に行きたくないと泣く娘を諭し、3年間学童に通わせた。
一男最後に迎えに行くことばかりで、いつもぽつんと一人で待っていた。
本当に申し訳なかった。
昨年春、地元に転勤になり、ようやく学童も卒業した。
習字も習い始め、少しずつ笑顔も出てきた。
なかなか学校の行事にも参加出来ず、私は自分の忙しさと、自分自身の寂しさ、悲しさを埋める作業に逃げてしまい、娘を正面から見るなんて、とても出来なかった。
余裕がなかったんだ・・・。
たしかに毎日ぶつかるし、性格的にも手強い娘だが、私の大切な娘にあることには変わりない。
なっちゃん、二分の一成人式、おめでとう。
お母さんは、あなたがいてくれて、いてくれるだけで嬉しいよ。
これからどんどんいろんな経験をするだろうけど、私はあなたの味方だよ。
今度、一緒にドーナツ食べに行こうね。