映画「武士の家計簿」は、幕末から明治にわたる激動の時代を舞台に、刀ではなく“そろばん”で一家を守った、実在した武士とその家族の愛情を描いた感動の物語です。
映画の劇中にも登場する「知恵と工夫で家計を助ける!」をテーマに笑いあり涙あり、ほのぼのとした映画を満喫してきました。
剣の代わりに算盤というところが武士の映画に今まで取り上げられなかった面白いところ。
代々算術をお家芸としてきた猪山家。
それにしても直之が、息子に5歳から算術を教え始めて家計簿をつけさせるとは、本当に英才教育で、その厳しさもなかなかで、お金の管理にも武士の心意気が必要なのだなとちょっと感じました。
江戸から明治へ向かう激動の中、算術と管理能力が重用されるというところも面白かったです。
また、そんな猪山家を演じている面々もみんなぴったりで楽しかったです。
特にのんびり屋の両親役の中村雅俊さん&松坂慶子さんの演技にはクスクス笑ってしまいました。さすがです。
堺雅人さんも几帳面で融通が利かない直之役も的を得ていたし磯田道史著の新書「武士の家計簿『加賀藩御算用者』が大ヒットしているのもうなづけました
帰りは結構気温が下がっていたのですが心ホカホカでした。
写真はサイトからお借りしました