力丸ママの気ままな日記

時々日々の出来事を日記にします。

風に立つライオン

2008-12-06 10:27:51 | Weblog

さだ まさしのCD「ウルトラスーパーミラクルベスト 感動の素」(TECN28501)の
「風に立つライオン」の曲紹介には次のように書いてある。

僕の尊敬し、愛する医師がいる。

酔った時に一度だけ彼が医師になった理由を聞いた。
少年の頃、シュヴァイツアーに憧れたのだ。そうして、本当に医師になり、
本当にケニアへ巡回医療の医師として出かけて行った。

酔うと少しだけ饒舌になる彼は、遠くを見る様に宙を見つめ乍ら、
僕に大自然を語った。そんな時、いつも少年になる。

彼は、きわめて優秀な外科執刀医である。故に、人の生命に対して
敏感である。人々の生と死の間の戦いを、共に戦うのだと彼は言う。

仮に助かっても、それは医師が助けるのでなく、神様が助けるのだ、
と彼は真面目な顔で言う。

だから、助かろうという意志のない人は、助けるのが困難だと。

そうして、駄目な事だってある。その度に、たとえ、現代医学では、
絶対に無理だ、と分かっていても、自分以外の人が執刀したら、
もしかしたら助かったのではないか、と深く悔やむ人なのだ。

もしも彼が言う様に、人が助けるのでなく神が助けるというなら、
もしかすると、彼は天使なのではないかと思う事がある。

それ程に優しく、暖かだ。

「僕はのたれ死ぬとです」

彼は、酔いが廻ると、そう独白く。

生命の尊厳と常に対峙しているからこそ、神の領域に挑む不遜さを
知っている。

ケニアの大自然の中で、彼は神と共にあったのかも知れない。

この歌は、そんな彼の青春の一片を歌おうとした。

僕も、僕の草原の、風に立つライオンでありたい。

この歌を、県立日南病院勤務の柴田紘一郎先生に

柴田先生の思い出と未来と、そして、若きライオンたちへのメッセージを
あなたの心に届けたいと思います。

「風に立つライオン」 さだまさし作詞・作曲

突然の手紙には驚いたけど嬉しかった
何より君が僕を怨んでいなかったということが
これから此処で過ごす僕の毎日の大切な
よりどころになります  ありがとう  ありがとう

ナイロビで迎える三度目の四月が来て今更
千鳥ヶ渕で昔君と見た夜桜が恋しくて
故郷ではなく東京の桜が恋しいということが
自分でもおかしい位です おかしい位です

 三年の間あちらこちらを廻り
 その感動を君と分けたいと思ったことが沢山ありました

  ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが
  一斉に翔び発つ時 暗くなる空や
  キリマンジャロの白い雪 草原の象のシルエット
  何より僕の患者たちの 瞳の美しさ

 

この偉大な自然の中で病と向かい合えば
神様について ヒトについて 考えるものですね
やはり僕たちの国は残念だけれど何か
大切な処で道を間違えたようですね

去年のクリスマスは国境近くの村で過ごしました
こんな処にもサンタクロースはやって来ます 去年は僕でした
闇の中ではじける彼等の祈りと激しいリズム
南十字星 満天の星 そして天の川

診療所に集まる人々は病気だけれど
少なくとも心は僕より健康なのですよ
僕はやはり来てよかったと思っています
辛くないと言えば嘘になるけど しあわせです

 あなたや日本を捨てた訳ではなく
 僕は「現在」を生きることに思い上がりたくないのです

  空を切り裂いて落下する滝のように
  僕はよどみない生命を生きたい
  キリマンジャロの白い雪 それを支える紺碧の空
  僕は風に向かって立つライオンでありたい

くれぐれも皆さんによろしく伝えて下さい
最后になりましたが あなたの幸福を
心から遠くから いつも祈っています

おめでとう  さよなら

お聞きになりたい方は

http://jp.youtube.com/watch?v=OyFixulQSNU 

YouTubeさんからお借りしました。

 

 

 

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