先週の土曜日にお友達と美術館のハシゴをしてきた
最初に行ったのは神谷町にある【菊池寛実・智美術館】で14代柿右衛門展
有田の酒井田柿右衛門家では13代の時に濁手(にごしで)と呼ばれて来た工法を復興させ濁手赤絵の技術科重要無形文化財に指定され14代柿右衛門は新しくエノコログサや筑紫ヤヤマイチゴなども題材に新しい息吹も感じられデザインもぐんと新しくなってとても馴染み深くなって楽しませてくれた
そこから地下鉄4駅で銀座に出た。
前の日に新聞に載っていた山口伊太郎さんの西陣織で出来た源氏物語絵巻を見たかったので・・・。
彼は去年105歳で天寿を全うし西陣織一筋に生きた人間国宝の方です。
国宝源氏物語絵巻がだんだん色褪せてきているのを見て、織物ならもっと長くもち、後世の人に感動を与えられると信じて、69歳で始めた山口伊太郎さんは、3巻製作するのにもう30年かかっていて、最後の第4巻に取り組みだしたそうです。
事始めは何歳でもと教えられたしなんと言ってもこの作品、文字も上から書くのではなくすべて織り込んだものでただただ驚愕でした。
本物をこんな身近に見られたことがとてもありがたく思いました。
そのとき
この方はすごいって思ってそれにとてもお上品で素敵な方でした。
確かに私もどちらかといったら西陣織です
最初見たとき文字を上から書いたとしか見えなかったですよ
もう1度並んでじっくり見ました。
受付の方にどうやって織るのかをお聞きして納得しました
以前機織体験したことがあったのでそれを膨大な数の糸に置き換えたらわかりましたよ
どちらか一つしか直に見られないとしたら、柿右衛門さんには、悪いけど、山口伊太郎さんの西陣織です。