夏休みあけに新たなる目標を立てさせるクラスも多いだろう。
2学期制であれば10月初旬頃、3学期制であれば休み明けすぐという時期になる。
この目標だが、立てることは大切なことだと自分も思う。
目標なきとこに実現はありえないからだ。
例えば、富士山に登ると決心したから富士山頂に立てるのである。
ただ、なんとなく散歩していて、気がついたら富士山頂にいたなんてことは絶対にないのと一緒だ。
どの学級にも子どもたちの夢や目標が貼られている。
定期的に見直している学級もあるが、年度当初に書かせて、そのままという学級もある。
子どもたちに目標を書かせるのなら意味のある、効果的な目標を書かせるべきだ。
やっても意味のないことならやめればいい。
では、目標達成のためには何が必要かと考えてみる。
目標を細分化してみる。
次の三つが考えられる。
①「状態目標」
②「結果目標」
③「行動目標」
これは子供の目標だけではない、教職員の人事評価の目標の書き方にも関係がある。
人事評価シートを作成するときにおこの三つを意識しないと訂正の必要がある。
目標達成に効果的な「状態目標」「結果目標」「行動目標」の意味を考えてみる。
①「状態目標」とは、短く定義すれば「ありたい理想の姿の目標」である。
自分が「こういう状態になりたい!」と思う姿を思い浮かべるのである。
できれば心が躍るワクワクするようなものがいい。
前向きな気持になれるからだ。
現在オリンピックの真っ最中だが、選手たちもきっと普段の練習中に「表彰台の一番高いところにのぼり、金メダルを首から下げている姿」を想像して苦しい練習に励んできたのだ。
「状態目標」の例文
・毎日の勉強が楽しくなり、日々成長を実感できるようになる
・児童会役員になってみんなのために働けるようになる
・お休みの日は自分の好きなことにチャレンジできるようになる
②「結果目標」とは、成果目標または到達目標とも言われる。
「達成したいゴールを具体的に示した目標」である。
状態目標と結果目標の違いは、状態目標が「広い範囲の理想状態」であるのに対し、結果目標のほうが「より具体的でピンポイントなゴール」を目標に設定しているという点。
また、結果目標は、「いつまでに」「何を」「どれだけ」達成していることを目標とするかという具体的なものを設定する。
結果目標で目標を「具体的」にすることで、ゴールが曖昧にならず、状態目標に近づきやすくなる。
また、具体的なことだけでなく、「現実的に達成可能な目標」にすることも大切。
「結果目標」の例文
・漢字テストでいつも10点満点がとれるようになる
・テストでいつも90点以上とれるようになる
・サッカーのリフティングが100回連続でできるようになる
③「行動目標」とは、「実際の行動の目標」である。
「いつ」「何を」「どれだけ」行動するかを、具体的に目標に組み込む。
「結果目標」と「行動目標」の違いは、結果目標は「ゴール」であるのに対し、行動目標は「ゴールに向かうためにすること」を目標に設定しているという点。
「行動目標」の例文
・毎日漢字を1ページ練習する
・毎日授業の復習をする
・毎日、リフティング練習を30分間行う
この三つの目標を決めさせるときに順序性も大切になる。
状態目標、結果目標、行動目標の順で考えることが大切。
「状態目標」で「ありたい理想の姿」を決める。
「結果目標」で「その姿になるにはどのようなゴールを設定すれば良いか」をを決める。
「行動目標」で「そのゴールに到達するためには具体的にどのような行動をするべきか」を決める。
次のようなことも念頭おいて目標設定するとより効果的になる。
一般的な考え方だが、「結果目標」は「SMARTの法則」を意識する。
「SMARTの法則」とは、「Specific(具体的に)」「Measurable(測定可能な)」「Achievable(達成可能な)」「Relevant(関連した)」「Time-bound(時間制約がある)」の頭文字を取った法則で、代表的な目標設定のフレームワークである。
つまり、結果目標を考える際には、「明確で具体的か」「達成度合いが数字などで定量的に示せるか」「現実的に達成可能か」「状態目標と関連しているか」「達成期限はあるか」の5点を意識すると、目標を設定しやすくなる。
saitani
2学期制であれば10月初旬頃、3学期制であれば休み明けすぐという時期になる。
この目標だが、立てることは大切なことだと自分も思う。
目標なきとこに実現はありえないからだ。
例えば、富士山に登ると決心したから富士山頂に立てるのである。
ただ、なんとなく散歩していて、気がついたら富士山頂にいたなんてことは絶対にないのと一緒だ。
どの学級にも子どもたちの夢や目標が貼られている。
定期的に見直している学級もあるが、年度当初に書かせて、そのままという学級もある。
子どもたちに目標を書かせるのなら意味のある、効果的な目標を書かせるべきだ。
やっても意味のないことならやめればいい。
では、目標達成のためには何が必要かと考えてみる。
目標を細分化してみる。
次の三つが考えられる。
①「状態目標」
②「結果目標」
③「行動目標」
これは子供の目標だけではない、教職員の人事評価の目標の書き方にも関係がある。
人事評価シートを作成するときにおこの三つを意識しないと訂正の必要がある。
目標達成に効果的な「状態目標」「結果目標」「行動目標」の意味を考えてみる。
①「状態目標」とは、短く定義すれば「ありたい理想の姿の目標」である。
自分が「こういう状態になりたい!」と思う姿を思い浮かべるのである。
できれば心が躍るワクワクするようなものがいい。
前向きな気持になれるからだ。
現在オリンピックの真っ最中だが、選手たちもきっと普段の練習中に「表彰台の一番高いところにのぼり、金メダルを首から下げている姿」を想像して苦しい練習に励んできたのだ。
「状態目標」の例文
・毎日の勉強が楽しくなり、日々成長を実感できるようになる
・児童会役員になってみんなのために働けるようになる
・お休みの日は自分の好きなことにチャレンジできるようになる
②「結果目標」とは、成果目標または到達目標とも言われる。
「達成したいゴールを具体的に示した目標」である。
状態目標と結果目標の違いは、状態目標が「広い範囲の理想状態」であるのに対し、結果目標のほうが「より具体的でピンポイントなゴール」を目標に設定しているという点。
また、結果目標は、「いつまでに」「何を」「どれだけ」達成していることを目標とするかという具体的なものを設定する。
結果目標で目標を「具体的」にすることで、ゴールが曖昧にならず、状態目標に近づきやすくなる。
また、具体的なことだけでなく、「現実的に達成可能な目標」にすることも大切。
「結果目標」の例文
・漢字テストでいつも10点満点がとれるようになる
・テストでいつも90点以上とれるようになる
・サッカーのリフティングが100回連続でできるようになる
③「行動目標」とは、「実際の行動の目標」である。
「いつ」「何を」「どれだけ」行動するかを、具体的に目標に組み込む。
「結果目標」と「行動目標」の違いは、結果目標は「ゴール」であるのに対し、行動目標は「ゴールに向かうためにすること」を目標に設定しているという点。
「行動目標」の例文
・毎日漢字を1ページ練習する
・毎日授業の復習をする
・毎日、リフティング練習を30分間行う
この三つの目標を決めさせるときに順序性も大切になる。
状態目標、結果目標、行動目標の順で考えることが大切。
「状態目標」で「ありたい理想の姿」を決める。
「結果目標」で「その姿になるにはどのようなゴールを設定すれば良いか」をを決める。
「行動目標」で「そのゴールに到達するためには具体的にどのような行動をするべきか」を決める。
次のようなことも念頭おいて目標設定するとより効果的になる。
一般的な考え方だが、「結果目標」は「SMARTの法則」を意識する。
「SMARTの法則」とは、「Specific(具体的に)」「Measurable(測定可能な)」「Achievable(達成可能な)」「Relevant(関連した)」「Time-bound(時間制約がある)」の頭文字を取った法則で、代表的な目標設定のフレームワークである。
つまり、結果目標を考える際には、「明確で具体的か」「達成度合いが数字などで定量的に示せるか」「現実的に達成可能か」「状態目標と関連しているか」「達成期限はあるか」の5点を意識すると、目標を設定しやすくなる。
saitani