さんぽみちクラブ 子育ては失敗・ほろ苦さ時々喜び

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子どもがボールを無くしたとき 親も少し成長する

2019年06月03日 | 子育ての苦い経験・喜び
 子どもがボールを無くしたとき 親も少し成長する

   

 子どもが小学校低学年の時のことです。
 兄弟で遊んでいて
 ゴムボールが茂みの中に入ってしまい、
 2人で探したけど見つからなかったと
 夕方少し、しょげた顔で帰ってきました。

 親として幾つか対応方法はあると思います。
 その当時はあまり深く考えていなかったように思いますが、
 今振り返って考えてみると、
 2人でも無くなったボールを探したようだし反省もしているので

  ①今度から気をつけなさい、とまたゴムボールを買ってあげる
  ②ボールはしばらく買わず反省の期間を設ける
  ③後日もう一度、ボールを親子で探してみる
  ④親が探してみる(物を大切にする手本を示す)

 などの選択肢が合ったように思います。

 子どもが遊んでいるときに
 ボールなど無くしてしまうときもあります。
 無くした行為は自分たちの責任だし
 ボールをなくせば楽しい遊びもこれから出来なくて困ります。
 自分たちでなくしたのだから、
 自分たちで解決する(探す)ことを考えられるように
 なれればそれに越したことはありません。
 ただ子ども達の行った行為は、全て子ども達で
 解決できるわけではありませんから、
 親の協力や応援も必要です。
 ただ、無くしたのは自分たちなのに、
 すぐまたお金を親に出してもらって買えば良いと
 安易に考えるようになっては困ります。

    
 その辺のことを考え親として悩みながら、
 私は④私が探しに行って、物を大切にすることを
 親の姿勢から学んでほしいと願いました。
 しかし、言うのは簡単ですが実際行うのは苦労がつきものです。
 夕方藪の中で、懐中電灯を持ってボールを探しても
 そう見つかるものではありませんし、
 蚊の大群に襲われから体中刺され、
 もう泣きたい思いでした。
 子どもに見本を示すって大変、
 「やって、らんね~なっ!」と正直思いました。
 何で自分はこんなことしてるのだろうと。

 しかしそんな時、自宅にいた妻が素晴らしく、
 「今お父さんは2人がなくしたボールを探しに行ってるよ。
  明日からも2人が、ボール遊びが出来るようにってね。」
 ボールを見つけられずに帰ってきた私に、2人の息子は、
 「探しにいてくれて、ありがとう」と言ってくれました。
 胸にじ~んと来ました。
 親って、やっぱり努力するもんだな~と思いました!
 強い信念があって行っている行動でもありませんが、
 こうやって親として少しずつ成長するのだと
 勝手に自分に言い聞かせていました。


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