お待たせ・・・(?^^;)致しました(^^)v
このページに帰ってまいりました^_^;今日、編集作業中に
少し暇があったので、新しいお話しを書いてみました♥
後、“ラスト~”場面が、まだ書き上がっていないので、〇場
となっています^^;
今回は、私作品で時々登場しますが(全くの別人です^^;)
、男の人の二人組・・・をメインに書きたいな・・・と思って、
書き始めたのですが、書いているうちに、王子様も重要な
役処となっていったので、タイトルは2人の名前になってい
ます(^^)
どら。
3月2日(金)
書き上がったので、“7場”となりました(^^)v
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〈 主な登場人物 〉
マリオン王子 ・・・ ある王国の王子様。
トッド ・・・ 2組の泥棒の一人。
レオン ・・・ 2組の泥棒のもう一人。
物売りの老婆 ・・・ 王国から、悪いことをして追放された。
(ゾード)
村人達
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幕が開く。(紗幕前。)
トッド、上手より手に袋を持ち、走り登場。
トッド「(上手方を見て。)おーい!!早く来い!!」
レオンの声「待ってくれよー!!兄貴ー!!」
そこへレオン、上手より手にパンを持ち、
走り登場。
トッド「何やってんだよ!!愚図愚図してっと捕まるぞ!!」
レオン「だって、腹が減って・・・。今朝から何も食べてないから
・・・。」
トッド「何持ってんだ?」
レオン「へへっ!泥棒に入った今の家で、パン見つけたんだ!
(手に持っていたパンを、トッドの方へ見せるように。)」
トッド「(パンを見て。)おい・・・カビ生えてるじゃないか。そんな
の食うなよ!」
レオン「でも・・・」
トッド「腹、壊すぞ!」
レオン「カビを取ったら大丈夫だよ・・・」
トッド「止めとけ!(レオンからパンを取り上げ、捨てる。)」
レオン「あ・・・!!」
トッド「さぁ!行くぞ!!」
トッド、下手へ去る。
レオン「あ、待って・・・(トッドが捨てたパンを見て拾う。)ちょっと
くらいなら・・・」
レオン、下がる。
――――― 第 1 場 ―――――
音楽流れ、紗幕開く。(城外の様子。)
村人達歌う。
“マリオン王子は
この国の時期国王
誰もが認める偉大な王子
国が平和でいられるのも
マリオン王子がいるお陰
素晴らしい当主の下で
幸せに暮らせる我々は
皆幸せだ!”
村人達、下がる。
入れ代わるように、マリオン王子上がる。
歌う。
“僕はマリオン
この国の王子
皆の明るい未来を守ることが
僕の役目
僕はマリオン
この国が安泰である為
悪を排除する
誰であろうと
この国の規律を守らず
平和を乱す者は
許してはおけない
ただ皆が幸せでいられるように
導くのが僕の役目”
マリオン王子、下がる。
――――― 第 2 場 ―――――
(場面変わる。と、森の様子。)
ゾードの声「ああ、全く忌々しい、マリオン王子め・・・。この私が
勝手にあくどい商売をしているだなどと決めつけ、こ
の国から出て行けとは・・・!!何が平和な世の中だ
・・・。何故私が国を追放されなければならないのだ
!!今に見ておれ・・・!!マリオン王子め!!私の
変わりにおまえを・・・!!(笑う。)」
下手よりレオン、トッドに抱えられ苦しそうに
ゆっくり登場。
レオン「兄貴・・・兄貴・・・腹が痛いよ・・・」
トッド「もう少しだ、我慢しろ!!もう少し先に行けば、休憩ので
きる小屋がある。そこに着いたら、しばらく休もう!」
レオン「・・・う・・・うん・・・」
トッド「全く・・・俺の言うことを聞かないで、あんな物を食べるか
ら・・・。」
レオン「・・・ごめんよ・・・兄貴・・・」
2人、ゆっくり上手方へ。
レオン「あ・・・兄貴・・・」
トッド「何だ?どうした?歩けるか?もう少しだぞ!」
レオン「ノドが乾いたよ・・・」
トッド「え・・・?水はさっき全部飲んじまったじゃないか。こんな
とこに自動販売機もないし・・・困ったな・・・」
その時下手より、物売りの老婆(ゾード)、
ゆっくり歌いながら登場。
“私は物売り~・・・
何でも売ってる
森の中の救世主
私は物売り~・・・
着る物 食べ物 薬でも・・・
何でも売ってる
森の中のお助け者”
ゾード「何か必要な物はないかね~・・・何でも揃っている、森の
中の歩く市場だよ・・・。何かいらんかね~・・・何でも揃っ
てるよ~・・・」
トッド「(物売りに気付く。)・・・何でも揃ってる・・・?おい・・・おい
婆さん!!おい、そこの婆さん!!」
ゾード「(チラッとトッドの方を見る。)ふん・・・」
トッド「おい!!おい、婆さん!!おいってんだよ!!」
ゾード「ふん・・・、誰が婆さんだ。口の利き方を知らん、この糞っ
たれが・・・」
トッド「え・・・何だよ・・・。すみませんねぇ!!そこの・・・お姉さん
!!」
ゾード「はいはい、何でしょうかねぇ・・・。」
トッド「チェッ・・・。(溜め息を吐いて。)何か飲み物はお持ちでな
いでしょうかね・・・。」
ゾード「飲み物?はいはい、何でも揃っておりますよ、旅のお方
。何がよろしいでしょうかねぇ・・・。」
トッド「何でもいいさ。何か飲み物を一本売ってくれ!」
ゾード「はいはい・・・。(袋の中をガサゴソ探し、飲み物を一本取
り出す。レオンに気付いて。)おや・・・?そちらのお方は・・
・どこか具合がお悪いんですか?(トッドに水を渡す。)」
トッド「(水を受け取りながら。)ああ、そうなんだ・・・。今朝食べ
たカビの生えたパンに、中っちまったみてぇなんだ。」
ゾード「それはそれは・・・。いいお薬がありますがねぇ・・・。」
トッド「いい薬・・・?」
ゾード「はい。森の魔法使いから譲り受けた特上品、どんな病気
にも効く万能薬です。」
トッド「・・・高いのか・・・?」
ゾード「まぁ・・・金貨200枚ばかし頂いておりますがね。」
トッド「金貨200枚!?・・・そんな金・・・持ち合わせはないな・・・
(水の代金を差し出す。)」
ゾード「(代金を受け取りながら。)それは残念ですな・・・。」
レオン「兄貴・・・兄貴・・・」
トッド「如何した?痛いのか?もう少し我慢しろよ!」
レオン「兄貴・・・痛い・・・痛いよぉ・・・」
ゾード「そちらのお方、だいぶお悪いようですねぇ・・・。(意地悪
そうに笑う。)」
トッド「歩けるか?そろそろ行こう。」
レオン「う・・・うん・・・(立ち上がろうとするが、立てずに。)痛い
っ!!痛い・・・痛いよぉ、兄貴・・・!!」
ゾード「手遅れにならぬとよいがのぉ・・・。(笑う。)」
トッド「手遅れ・・・?畜生・・・。おい、婆さん!!」
ゾード「(知らん顔する。)」
トッド「おい・・・あ、そうか・・・。面倒臭えなぁ・・・!!おい、お姉
さん!!」
ゾード「はいはい、何でしょう?」
トッド「その万能薬、俺に売ってくれねぇか。」
ゾード「金貨200枚お持ちで?」
トッド「ない。」
ゾード「ない!?こんな大切な薬、ただではやれんわ!!フザケ
おって!!」
トッド「金なら直ぐに用意してくる!!だから先に薬をこいつに・・・
何とか頼む!!」
ゾード「直ぐに用意するだと!?どうやって金貨200枚もの大金
、用意するすもりだね!?」
トッド「お・・・俺は泥棒だ!!大金持ちの家へ入って・・・」
レオン「・・・痛い・・・」
ゾード「盗みだと・・・?小さい奴め!金貨200枚も大切に保管
しているような家に、カビの生えたパンを盗むようなコソ
泥が、易々と忍び込めるとでも思っているのか!!」
トッド「・・・それは!」
レオン「痛い・・・痛いよぉ・・・」
ゾード「・・・いいことを教えてやろうか・・・」
トッド「・・・え・・・?」
ゾード「・・・金貨200枚分の仕事があるぞ・・・。」
トッド「本当か!?どんな仕事だ!?」
ゾード「・・・やるか・・・?」
トッド「ああ!!」
ゾード「じゃあ、ここへ行け・・・。(紙をトッドの方へ差し出す。)」
トッド「(紙を受け取る。)」
ゾード「その城に住むマリオン王子を・・・」
トッド「マリオン王子を・・・?」
ゾード「(短刀を取り出し。)この剣で一突き・・・」
トッド「・・・え・・・?」
ゾード「亡き者にしてくるのじゃ!!」
トッド「人殺し!?」
トッド残して紗幕閉まる。(音楽流れる。)
――――― 第 3 場 ―――――
紗幕前。トッド歌う。
“どうすればいい・・・
このままあいつを放っておけば
命に係わることになりかねない・・・
今まで一緒に過ごした仲間だ・・・
悪いことばかりやってきた・・・
警察の世話になるような
色んな悪事に手を染めた・・・
けどいつも2人で笑って過ごして
生きて来た・・・”
トッド「マリオン王子・・・か・・・。よしっ!!レオン!!待っとけ!
!直ぐに薬を手に入れてやるからな!!」
トッド、下手へ走り去る。
――――― 第 4 場 ―――――
紗幕開く。と、村の様子。
村人1、2、喧嘩しているように歌う。
(回りにはオロオロと見守る村人達。)
村人1“何だおまえ!!”
村人2“何だおまえ!!”
村人1“そっちが悪いんだ!!”
村人2“それはこっちの台詞!!”
村人1“ふざけるな!!”
村人2“馬鹿にするな!!”
村人1“謝れ!!”
村人2“おまえが!!”
村人1「何だ、謝れ!!」
村人2「そっちが境界線をはみ出して、俺の家の庭へ勝手に作
物の種をまいたんだ!!だからこの俺の家の庭で出来た
大根は、俺ン家の物だ!!」
村人1「何勝手なことを言ってるんだ!!この大根は、俺ン家の
種で出来た物だ!!だから、俺ン家の物だ!!返せ!!
」
その時、馬の駆けて来る音が聞こえる。
一時置いて、上手よりマリオン王子、走り
登場。
マリオン「何ごとだ!!」
村人達口々に「マリオン王子・・・!!」
「マリオン王子だわ・・・!!」
村人1「王子・・・!!こいつが・・・!!」
村人2「マリオン王子!!何とかしてくれ!!」
マリオン「何を揉めているんだ!!くだらないことで、我が国で
の争いごとは許さないぞ!!」
村人1「くだらないことじゃないです、王子!!」
村人2「我々には貴重な、食料の問題なのです!!」
マリオン「食料・・・?」
村人「はい!!」
村人2「この大根1本で、今日明日の我が家の大家族が、食事
をとることが出来るのです!!」
村人1「我が家だって!!」
マリオン「そうか・・・。では・・・皆の者!!今夜は城へ集まるが
よい!!」
村人2「え・・・?」
村人1「王子・・・」
マリオン「今夜は村人達皆、我が城へ招待しよう!!そして思
う存分食事をとるがいい!!何なら、余った食料は持っ
て帰ってもいいぞ!!」
村人達口々に「えーっ!!」
「わーっ!!」
「本当ですかー、王子!!」
マリオン「勿論だ!!」
村人達口々に「マリオン王子バンザーイ!!」
「マリオン王子様ー!!」
マリオン王子、村人達上手へ去る。
入れ代るように下手より、トッド、今の話しを
聞いていたように登場。
トッド「今夜・・・城で食事が振る舞われるのか・・・。これは丁度
いい・・・。村人達に紛れ込んで城に入れば、マリオン王子
に楽々と近付ける・・・。」
トッド、上手方を見据えながら、ゆっくり去る。
――――― 第 5 場 ――――― A
場面変わる。(城内の様子。沢山の食べ物が
テーブルの上に所狭しと並んでいる。)
音楽流れ、村人達上手下手より、其々登場し、
テーブルへ駆け寄り食事をする。
その村人達の輪に、何時の間にかトッド交じっ
ている。
村人達歌う。
“美味しい 美味しい
何て美味しいこの食事
生まれて初めて口にした
とろけるようなこの味に
舌鼓をうち 至福の時を
マリオン王子のご厚意で
足を踏み入れることなど
考えられない城の中
初めて開いた固く閉じた扉の前で
ああ 何て幸せ至福の一時・・・”
トッド「(村人に近寄り。)おい、ちょっと聞いていいか?マリオン
王子ってのはどいつだ?」
村人3「え?知らないのかい?」
トッド「あ・・・うん・・・ちょっと忘れちまってさ・・・ハハハ・・・(作り
笑いをする。)」
村人3「変な奴だなぁ。」
村人4「(上手方を指差して。)ほら!あそこの椅子に座ってる、
あのカッコいい人がマリオン王子よ!!」
トッド「どれ・・・?(上手方を覗き込む。)」
村人5「(上手方を見て。)見て!!王子様がこっちへ来るわ!
!」
村娘達口々に「キャーッ!!」
村人3「全く・・・女どもときたら、優しくて思い遣りがあって、力も
強いマリオン王子のこと、丸でアイドルスターか何かだと
思ってやがるんだから。」
トッド「ふうん・・・」
上手よりマリオン王子登場。村娘達、マリオン
の側へ。取り囲むように。話しをいている。
トッド「・・・あいつがマリオン王子か・・・」
トッド、マリオン王子の様子を遠目に見ている。
マリオン「さあ、村の者達!奥の広間にデザートの用意がある。
そちらも存分に味わい楽しんで行くがよい。」
村人達口々に「わあーっ!!」
「デザートだって!!」
村人達、一斉に上手へ去る。
マリオン王子、端に隠れるようにマリオン王子を
見詰めるトッドを残して、紗幕閉まる。
――――― 第 5 場 ――――― B
マリオン「さて・・・と・・・そこの物陰に立つ者・・・。出て来たらど
うだ・・・。」
トッド「(ゆっくりマリオン王子の前へ。)」
マリオン「何かようか・・・?食事もせず、ずっと僕の様子を伺っ
ていたようだが・・・。村人ではないな・・・。」
トッド「俺は仕事に来たんだ・・・。」
マリオン「・・・仕事?」
トッド「ああ・・・」
マリオン「何の話だ・・・。」
トッド「俺はある人物から、金貨200枚分の仕事を請け負った
んだ。」
マリオン「金貨200枚分・・・?」
トッド「俺はどうしても、金貨200枚がいる・・・。だから仕事をち
ゃんとこなさなきゃならないんだ!!(隠し持っていた短刀
を取り出し、マリオン王子に斬りかかる。)」
(いつの間にか家臣登場している。)
家臣「マリオン王子!!(駆け寄る。)」
トッド「悪く思わないでくれ!!おまえの命を貰う!!」
――――― “マリオン王子&トッド” 2へつづく ―――――
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(どら余談^^;)
今日は、特別に公演前の作品から、音声だけですが1場面
グーグル版“ワールド”に公開してみました(^^)v
まだまだ未完成のお稽古最中の声ではありますが、これが
私達が練習を重ね、エンジニアさんの腕を介した後の、春
公演本番で、どんな風に変わっていくのか・・・こんな少しの
場面の音声だけでは、分からないですよね~・・・^^;
でも、これ以上お聞き頂くと、春公演のお楽しみが減ってし
まうので・・・^_^;
http://milky.geocities.jp/little_pine2012/performance.html
http://ritorupain.blogspot.com/
http://blogs.yahoo.co.jp/dorapontaaponta
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