この作品は、実は来年春公演の1本に決まっていた新作です。
が、この間からお話ししているように、只今、またまた新作を
書き始めている為、余ってしまった作品・・・と言う訳なのです
^^;
秋に予定している7周年記念公演作品と、つながりのある作品
で、両方見て頂けると、面白さも倍増・・・と考え、書き上げた
ものなのですが、どうも私の中で・・・何と言いますか、どうして
も“駄作”感がある作品で、台詞メンバーにはもう、練習にも入
ってもらってたのですが、現時点では公演予定のない作品で
ありますので、このまま葬られるのは可哀相ですし、ここで、
新作を書き上げ、次回このページでご紹介して行こうと、頭で
考えている作品を書き出す前の、繋ぎ的にご紹介しようかな
・・・と、突如思い立ちました(^^♪
ま、“駄作”感はありますが、実際に練習にも入っていた作品
と言うことで、素敵な曲も沢山付いているので、その辺り、
お聞きして頂けないのも残念ですので、その内、何らかの形
で仕上げていければ・・・と考えています^^;
ここで読んで、記念公演での出演者達を・・・「へぇ・・・こんな
ことがあったんや・・・」と、言った風に見て頂けると、また面白い
のではないか・・・と思いますので、色々な形で、其々お楽しみ
下さい(^.^)
どら。
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〈主な登場人物〉
パピ ・・・ 生まれたばかりの妖精。
レミ ・・・ 独り立ちしたばかりの妖精。
エンゼル ・・・ 妖精の教育係の天使。
大王様 ・・・ 天界に住む。
ロン ・・・ 人間の少年。
ロンの父。
少女。
少女の母。
いじわる妖精1、2、3。
妖精1、2、3。
時の妖精。
女の子。
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静かな音楽流れる。
少女の母の声「その昔・・・天使と妖精は、其々の役割を持って、
この世界に生きていたのよ。」
少女の声「へぇ・・・」
少女の母の声「この世界を創造する妖精達・・・。その妖精達を
教育する天の国から使わされた天使達・・・。」
少女の声「先生ね!」
少女の母の声「そうよ・・・。妖精達が、色々な森で生まれると、
天の国の大王様の命を受け、天使達がその妖
精達の元へ送られてくるの。」
少女の声「ふうん・・・」
少女の母の声「そうやって、天使先生に教育された妖精達は、
一人前になって、ようやくこの世界を創造する
役目を与えられるのよ。」
少女の声「すー・・・すー・・・(寝息。)」
少女の母の声「あらあら・・・もう寝てしまったのね・・・。おやす
みなさい、愛しい子・・・。幸せな夢の世界で、
ゆっくりと・・・」
音楽変わり、幕が開く。
――――― 第 1 場 ―――――
森の様子。妖精達、歌う。
妖精1「ああ、忙しいわぁ・・・。」
妖精2「また今日も一人、妖精が生まれるわ!」
妖精3「早く、天使先生に連絡するんだ!」
妖精1「先生が到着する前に生まれたら大変だわ!」
妖精2「さぁ、早く皆で手分けして準備するのよ!」
妖精達“新しい命の誕生 コーラス“素敵な
皆で祝おう 一日が
準備をするんだ 今から
ぬかりがないようにだ 始まる始まる
全てに
今日は素晴らしい日だ 祝おう
妖精の誕生
晴れ渡る空 そよぐ風 素敵
なにもかもがきらめく
この広い世界 生まれる
素晴らしい世界 妖精
祝おう
創造するのが役目”
始まる”
妖精1「さぁ、急いで!!」
妖精3「慌てるな!!」
妖精達“新しい命の誕生 コーラス“素敵な
皆で祝おう 一日が
準備は万端 今から
何もかも整った 始まる始まる
全てが
今日は素晴らしい日だ 祝おう
妖精の誕生
美しい森 輝いて 素敵
今日と言う日を祝おう” 準備を”
妖精達、慌てて去る。
その時、卵が割れて妖精が生まれる。
(ピキッパキッ。)
音楽変わる。
パピ「ううん・・・(背伸びをする。)わあーっ・・・」
パピ歌う。
“なんて素敵 コーラス“きらめく
夢に見てた 憧れ
青い空
可愛い小鳥たち 夢見てた
思い描いた 素敵な
近くて遠い 世界よ
夢見てた 心に
未知の国だったのよ
いつも卵の なんて素敵
中から見ていた ただ見詰めてた
憧れの世界 いつか私も”
こんな風に
羽を伸ばし
背伸びをして
大空を
飛び回る
今 私の夢 “夢”
叶う時・・・
今こそ”
パピ去る。
入れ代って妖精達、登場。
妖精3「大変だ!!卵が割れてるぞ!!」
妖精1「生まれたんだわ!!」
妖精2「ちょっと目を離した隙に!!」
妖精1「なんてことなの!!」
妖精達“大変なことだぞ
妖精が一人で
生まれたばかりだぞ
付き添いもない
たった一人で
大変だぞ ああ!!”
紗幕閉まる。
――――― 第 2 場 ―――――
紗幕前。
音楽流れ、一人の少年(ロン)、下手より
登場。歌う。
ロン「風、吹かないかなぁ・・・。そしたら、この父さんに買って
もらった宝物の凧が、空高く飛び上がるのになぁ・・・。」
“風よ吹けよ 風よ吹けよ
大切なこの凧を
風に乗せて空高くと
風よ吹けよここで コーラス“風吹け
そよ風でも大空高く
心地よい流れ頬に 風よ
風よ吹けよ僕の近くで
吹け風この空広く 吹け風吹けよ”
風よ吹けよ風よ吹けよ
大切な宝物
凧を乗せて空高くと
僕の頬に触れて” “風吹け風よ
吹け風吹けよ”
ロン、上手へ去る。
(紗幕開く。)
――――― 第 3 場 ―――――
丘の上。
一人の妖精(レミ)、杖の練習をしている。
レミ「えいっ!!(杖を振る。)えいっ!!可笑しいなぁ・・・。天使
先生に教えられた通りに、やってるんだけど・・・。」
音楽流れる。
下手より、いじわる妖精登場。歌う。
いじわる妖精1「おい、レミ・・・」
レミ「え・・・?」
いじわる妖精2「おまえ、何やってんだ!?」
レミ「・・・僕・・・」
妖精達“先生の教育 終わった妖精
世界の創造をするのが役目
一人は不安か頼りない奴だ
妖精の国の落ちこぼれだ
俺達は立派に役目を果たす
杖の使い方も知らない奴だ
そんなことあるのか妖精の恥
妖精の国の落ちこぼれだ
貸せ!!(レミの杖を取り上げる。)”
レミ「あ・・・!!返して・・・返してよ!!」
妖精達“ほら!!”
レミ「あ!!返して、僕の杖・・・」
パピの声「こらーっ!!」
パピ、上手より登場。
妖精達“なんだ おまえ!!”
パピ“卑怯よ!!”
妖精達“偉そうだぞ!!”
パピ“やるの!!”
妖精達“やるか!!”
妖精3「おまえなんか、この杖で雨を降らせて、ずぶ濡れにして
やるぞ!!」
パピ「なによ、そんな棒!!(杖を取り上げ、二つに折る。)」
妖精3「あ!!」
妖精1「何するんだ!!」
妖精3「わあーん!!僕の妖精の杖がー!!」
妖精2「おまえなんか天使先生に言いつけてやるー!!」
妖精1「覚えてろよー!!」
妖精3「わあーん・・・!!」
いじわる妖精、下手へ去る。
パピ「ふんっ!!何よ、弱虫!!」
レミ「・・・君・・・」
音楽、フェード・アウト。
パピ「あんな奴らに黙ってないで、言い返してやりなさいよ!!」
レミ「だって僕・・・」
パピ「(落ちていた杖を拾って、レミに差し出す。)はい!これ、あ
なたの棒でしょ?」
レミ「ありがとう・・・。君は・・・」
パピ「私はパピ!今日、生まれたばかりなの!」
レミ「生まれた・・・?(パピの後ろを覗き込む。)」
パピ「な・・・何よ・・・」
――――― “パピ”2へつづく・・・ ―――――
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(どら余談^^;)
新作が書き上がりました~♥
とっても、面白い作品に仕上がるんではないかと・・・
自分でワクワクしています(^.^)
今から、曲付けをしていくので、全てが仕上がるには
もう少し時間がかかりますが、とりあえず内容が書き
終わったと言うことで、他のことを考える余裕が出来る
ので、頭が解放された気分です(^^♪
書き上げるまでは、何をしてても頭は、お話しの筋を
ず~っと考えているもので、余所から見ると、「変な人」
と見られないこともないもので・・・^^;
http://www.geocities.jp/littlepine2005/
http://blogs.yahoo.co.jp/dorapontaaponta
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