私の初めての海外旅行はカナダ。
どうしてもアンの島に行きたかった。
が、9.11の事件が起こり、海外旅行どころではなかった。
やむなく、1年間の延長を経て、初の海外旅行に。
行く相手は、いつもの金沢の友人。(今は、もう、あちらに逝ってしまったけれど…)
始終、二人での国内旅行は経験済みだけれど、海外は二人とも初めてだ。
念入りに、計画を立てることに。
そして、選んだのが、「アンの島滞在」旅行だ。
虎ノ門の小さな旅行会社が、きめ細かく、計画を練ってくれた。
初心者の私に、何度もレクチャーまでしてくれた。
窓口のスタッフはもう、何十回とアンの島には行ってるそうな…。
ニューヨーク経由でカナダのハリファックスへ。
翌日、長い橋を渡って、憧れのプリンスエドワード島へ。
街には、麦わら帽子をかぶった三つ編み姿のアンがちらほら。
ご丁寧にも、そばかすまでつけて、小説の中から飛び出してきたようだった。
宿泊は、これまた、生まれて初めてのBB。
ベッドと朝食を提供するホテルと言うか、ペンションみたいな洒落たプチホテルだ。
自分のところで、パンを焼いて提供。
スタッフの中には日本人もいて、何も不自由は感じない。
金沢の彼女は、英語を勉強中だったし、私だって、片言なら、任せておいて…と、度胸は良い。 (⌒▽⌒)アハハ!🌞
何しろ、今まで、英語は足掛け、8年間も勉強したのだから、少しは自信を持ってもいいはずだ。(笑)
ニューヨークの自称ファーマー(農夫)と言う家族が、どういう訳か、私たち二人を可愛がってくれて、自分の席に呼んでくれる。
滞在中、いつも、食事の席は、そのアメリカ人家族と一緒だった。
滞在客の中に、現役の大学生が一人いらしたが、同胞の小母さんたちを苦々しく見ていた。(ように感じた。)
きっと、文法もへったくれもなく、賑やかに笑っている私たちが許せなかったのだろうか…。
4日間の滞在中、にこりともしなかった。(´;ω;`)😭
プチホテルから街までは、信号一つ。
小さな町だ。
そこかしこで日本人に遭遇。 日本人はアンが実に好きなのだ。
丸1日、バスでアンの島をめぐるツアーに出発。
グリーンゲーブルスの緑の家は、小説そのものだ。
村の小さな郵便局も、小さな駅のベンチも、マシューが出てきそうな感じだし、ストーブの前には、マリラが腰かけていそうだ。
あれから20数年が経つけれど、ダイアナと遊んだお化けの森や輝く小さな沼。
全く、今でも色褪せず、アンが島中を飛び回っているよう、ワクワクした気持ちは今でも健在だ。
帰りに、ニューヨークにも二日ほど滞在したけれど、アンの島よりは、印象が薄い。