実母は、両親を早くに亡くしているし、父方の祖父も早くに亡くなっているから、私には、父の母、いわゆる祖母は一人しかいない。
孫たちが祖父母を４人も持っていることは、凄く贅沢な話だと思っている。
その唯一の祖母とは、私は、あまり親しくなかった。
子供心にも、母を疎み、意地悪を重ねているのがわかり、憎らしかった。
それに、祖母は、私とはあまり年齢の違わない叔父（末息子）を育てていた真っ最中だったから、孫の私など、眼中になかったのかもしれない。
後年、私の息子たち（ひ孫）にやさしく接してくれた祖母を見て、別人かと思ったほどだ。
祖母は浜松の生まれの人だ。
なんでも、土地の親分さん（清水の次郎長みたいな人）の養女として、蝶よ花よ…と育ったらしい。
地元では〇〇小町と言われていた美しい人だったそうな。
生粋の浅草生まれの祖父と、何処で、どうして知りえたのか…。
いきさつを聞かなかったこと、今でも残念に思っている。
江戸っ子を自認している私だが、何分の１かは浜松の血も混じっているのだ。
ちょっと、複雑な思いで、「どうする！ 家康」を見ている。
(⌒▽⌒)アハハ!🌞
