夕食前のけだるい昼下がり。
電話の音で、夢うつつの時間から、目がぱっちりと。
熱海に越した友人が、これから伺いたいと…。
実は、彼女、杉並に30年以上住んでいた。
息子さん(我が家の長男と幼稚園が一緒)を不慮の事故で亡くし、郊外に移っていったのだ。
その時、住んでいた前の方とは親せきづきあいの仲だったが、引っ越しと共に疎遠となっていた。
たまたま、そこの〇〇さんは、私とも顔見知り。
我が家にお茶など飲みにいらしたこともあった。
いつもニコニコ、元気そうに、表の通りを自転車を飛ばしていらしたのだが…。
最近、お見掛けしなくなった…と思っていたら。
亡くなられた…と、町内の情報筋からニュースが入ってきた。
黒目の癌が脳に達し、あっという間のことだったそうな。
熱海の友人は、その後、お付き合いはないようだったが、先日、久しぶりに会ったとき、そのことを話しておいた。
もう、お付き合いもなくなったし…と、言っていたのだが。
ご主人様にとっては近所の幼友達。
やはり、気になって、お線香の1本も上げたいと、わざわざ、熱海から出てこられたのだ。
今から、行くから…と、電話があったから、表の通りに出ていたら、お嬢さんと一緒に、歩いてきた。
先日会った時より、足が悪くなってる様子。
杖を突きながら、たいぎそうに歩いてこられた。
一緒にいらした▽▽ちゃんも変わらず、高校生二人のお母さんとは思えないほど、若々しくきれいだ。
いつもは気丈な友人が、すっかり、お嬢さんに身をゆだねている。
女の子はいいなぁ~と、またしても、ため息が出てしまう。
是ばっかりは、神様の思し召しだから、如何とも仕方がないが、娘が欲しかった…と、今更ながら、神様を呪っている。
(⌒▽⌒)アハハ!🌞