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南日本新聞の夕刊休刊 4-ケーススタディ 時代変化への対応

2009-04-12 11:00:22 | 九州経済(地域経済)
【この記事は,2009-04-03 10:18:41掲載のリライト(第2稿)です。】


◆マスコミ不況

 マスコミを代表する新聞,テレビ業界の構造不況は,中央にとどまらず地方にも押し寄せている。マスコミ各社は生き残りを懸け,業界再編そして連携,あるいは規模の縮小といった動きが加速している。

◆南日本新聞の夕刊休刊
 鹿児島県を地盤とし,発行部数37万5千部の南日本新聞は本年2月末で夕刊を休止した。県内の世帯普及率5割に達する有力紙の夕刊撤退の衝撃は大きい。

 なお,地方紙の2006年6月と2008年6月の販売部数の増減比較では,販売部数減少のワースト3が宮崎日日新聞(-5.81%),南日本新聞(-5.09%),熊本日日新聞(-4.45%)と奇しくも南九州エリアの地方紙ある。
 
         ◆                 ◆
 セブン&アイホールディングス鈴木敏文会長は,『鈴木敏文の統計心理学』で「ものが売れないのは,不景気のせいではない。消費の構造が今は大きく変わってしまったのです。」と,指摘している。また,「変化の流れを時間軸で捉えると今の時代の動きが分かる」とも語っています。

 日本を代表するカリスマ経営者の言いたいことは,顧客ニーズに応えきれていないためだ」。業績不振に陥ると当事者は色々と理由をつけるが,結局のところは,<時代の流れ,変化に乗り遅れ,お客にソッポをむかれたのである>,というこよである。

 裏返すと,「時代ニーズに合致した商品,サービスを提供すれば,お客は支持する」とするものである。
 この鈴木会長の考え方は,マーケティングとは,「顧客ニーズに応える売れるしくみである」とする,マーケティングの概念にも合致している。

 やっかいなのは,顧客(市場)ニーズは,絶えず変化しているということである。したがってお客を取り込む重要な要件の一つが,「時代の流れ」「市場の変化」を読みとることにある。

マーケティングの観点からの【南日本新聞夕刊休刊 地方紙不振を事例としてのマーケティング戦略】を私のHP マーケティングゼミに掲載いたします。アクセスをお待ちしております。

鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む (日経ビジネス人文庫 (か3-2))
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日本経済新聞社

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マスコミ不況

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