<ファミリーマート>ココストア買収を検討
コンビニエンスストア3位のファミリーマートは,東海地方地盤の中堅コンビニチェーン,ココストア(名古屋市)の買収を検討している。ファミリーマートは3月10日,サークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングスと経営統合協議を始めると発表しているが,さらなる規模拡大で首位のセブン−イレブン・ジャパンに迫る構えである。ココストアは,九州では,ココストアウエストが運営にあたり,現在,鹿児島と熊本を中心に,九州全域に出店。その主力チェーンは,,米飯とパンの店内調理を持つ「エブリワン」(店舗数222店)である。
ココストアの20144年5月期の売上高は推定500億円。店舗内に米飯とパンの店内調理設備を併設。差別化カテゴリーの店内調理が売上高の35%を占める。できたての弁当や総菜を売るなど差別化を進めているが,競争激化で単独での生き残りは難しいと判断した模様である。
ファミマの店舗数は3月末現在,1万1352店。サークルKサンクス(6326店)との経営統合やココストア(433店)買収が実現すれば,セブン−イレブン(1万7569店)を上回る店舗数となる。
>>>ココストア
中部圏を中心に店舗展開する非上場のコンビニエンスストアチェーン。親会社の盛田エンタプライズ(名古屋市)は,ソニー創業者、故・盛田昭夫氏の一族が経営している。同じグループに食品卸の「イズミック」(同)などがある。1971年に愛知県春日井市に1号店をオープン,現在は東海,関西地方を中心に 「ココストア」(約440店),九州で「エブリワン」(222店)の計約660店がある。
コンビニチェーンの店舗数ランキングでは8位前後。2012年 にはイオン系のコンビニ,ミニストップと資本業務提携を結び,商品開発や物流などさまざまな分野で経営の効率化を進めている。ココストアの買収には大手コ ンビニ,ローソンも関心を示しているとされる。
マーケティング&マニュアル・ゼミ | ||||
・ | エリアマーケティング (リージョナルマーケティンク゛) |
流通のいま ・ | マニュアル講座 | |
・ | 県民性 | 身の丈経営 | 著作・論文集 |
amazon
|
|||||
|
1
楽 天 |
|
|
・
![]() |
月刊激流 2015年 06月号 |
■ 緊急特集 ■■ ファミリーマート×ユニーグループHD ■■ 大型コンビニチェーン統合の成否を占う ◎三つの難所の果てに得る最大手と真っ向勝負の挑戦権 ■加盟店覆面座談会 ・企業のための数合わせだけはやめてほしい ■池袋・稲沢本社周辺ルポ ・見えてきた両社の真の競合店 ■決算分析(コンビニエンス) ・セブンの背中が遠くなる一五年二月期決算が示す量拡大の必然 ■トップが語る 経営統合の課題/コンビニ、スーパーは経営統合をこう見ている ■■特集 小型SM「コンビニキラー」に進化■■ まいばすけっと・アコレ(イオン) ・二つの業態で追求する価格価値のブレない運営 マルエツプチ(マルエツ) ・生鮮を基軸に単身世帯のニーズに応え、異質化を実現 miniピアゴ(ユニー) ・教育とシステムでメニューの見える売り場作りを推進 食品館(イトーヨーカ堂) ・上質、簡便に地域性を取り込み独自の専門領域を開拓 |
|
国際商業出版・発行 780円 |
・
・
![]() |
月刊激流 2015年 05 月号 [雑誌] |
特集 消費増税後の明暗 大手スーパー12社の経営戦略 ●イオン GMSの立て直しと、ポートフォリオ戦略が同時進行 ●イトーヨーカ堂 個店経営にグループ力を差し込む戦略が始動 ●ユニー 強いカテゴリーと売り場の回遊性で楽しさを演出 ●西友 日米英の融合で独自モデルの構築が進む ●イズミ 地域色を強め、新店、改装、シナジー追求で客数をアップ ●ライフコーポレーション 人の力を引き出す、第五次中期三カ年計画がスタート ●平和堂 SMと食品に軸足を移しリージョナルのドミナントを深耕 ●ヨークベニマル 創業家から二つのテーマを託され新体制がスタート ●マルエツ お客の失望をゼロに近づけ固定客化にすべてを集中 ●フジ 「商いの原点回帰」で地域密着のドミナント戦略を進化 ●カスミ 個店の自立と工夫を促し地域対応を強化 ●いなげや 地域のお役立ち業が軌道に乗り大量改装を今期も継続 |
|
国際商業出版発行 780円 |
。