▼7月の祭り・イベント一覧
鹿児島の伝統的な夏祭りが,「六月灯(ろくがつどう/※ろっがっどー)」(※鹿児島弁)です。社寺の風情と燈ろうが放つ柔らかな光。長い歴史をもつ六月灯は、鹿児島の夏の風物詩として受け継がれ、今も多くの人で賑わいます。
日 程 | イベント | 開催地 | あ ら ま し |
7/1(火) | 八坂神社 | 鹿児島市市清水町 | 六月灯 |
7/9(土) | 一之宮神社 | 鹿児島市郡元 | 六月灯 |
7/19(土)~20(日) | 霧島国分夏まつり | 国分シビックセンター周辺 | 市内外から約14万人が集う。 |
7/13(日) | 桜島・錦江湾横断遠泳大会 | 桜島から磯海水浴場までの4.2キロを泳ぐ団体遠泳競技大会。 | |
7/20(日) | 錦江町大根占夏祭り | 錦江町 | 2,500発の花火が打ち上げられる。 |
7/12(土)~13(日) | 串木野さのさ祭り | 串木野中心商店街 | 前夜祭、本祭りと多くの人で賑わう。 |
7/15(火)~16(水 | 照國神社 六月燈 | 鹿児島市照國神社 | 約1000個の灯ろうに明かりが灯される。 |
7/17(木)~18(金) | 南州神社 | 鹿児島市上竜尾町 | 六月灯。 西郷隆盛を祀る神社。 |
7/18(金) | 枚聞神社 | 指宿市開聞十町 | 六月灯。 |
7/21(日) | 小浜海水浴場海開き | 霧島市 | 安全祈願の神事を開催。 |
7/17(木)~8月3日 | 霧島国際音楽祭 | 霧島市 | 歴史あるクラシック音楽祭。 |
7/19(土) | 霧島神宮かがり火コンサート | 霧島神宮境内に設けられた野外ステージで開催。 | |
7/19(土) | 知覧ねぷた祭 | 南九州市知覧まち商店街 | 青森県平川市との交流から生まれた祭り。 |
7/19(土)~20(日) | おぎおんさあ | 天文館一帯 | 鹿児島市の伝統行事「祇園祭」。 |
7/19(土) | 桜島火の島祭り | 桜島多目的広場 | 約6000発の花火を打ち上げ。 |
7/20(日) | 精矛神社 | 姶良市加治木町 | 六月灯。 |
7/24(木)~25(金) | 荒田八幡宮 | 鹿児島市荒田 | 六月灯。 |
7/26(土)~27(日) | 第32回夏祭りいずみ「鶴翔祭」 | 出水市本町商店街,多目的グラウンドで輿担ぎ,演芸大会や花火大会。 | |
確認中 | うちのうらロケット祭り | 肝付町 | 八坂神社例祭。約3,000発の花火。 |
7/27(日) | 投谷八幡宮夏越祭 | 曽於市大隅町 | 投谷八幡宮は鹿児島神宮の別宮。 |
7/28(月) | 鹿児島神宮六月燈:宮参道から境内に地元の学生が作った灯籠が並ぶ。 | ||
7/27(日) | 志布志みなとまつり | 志布志市旅客船埠頭:花火1万発を打ち上げ。 | |
7/27(日) | 川辺祇園祭 | 南九州市川辺町の伝統行事。花火2,000発打ち上げ。 | |
7/31(土)~8/1(日) | 懸護国神社 | 鹿児島市草牟田 | 六月灯。 |
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┃★┃ 鹿児島の夏を彩る六月灯
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鹿児島の夏を彩る「六月灯(ろくがつどう),鹿児島弁では,「ろっがっどー)。灯籠が放つ柔らかな光は人と街をあたたかく包み込み, 幻想的な雰囲気を醸し出します。
旧暦6月(現在は主に新暦7月)に県内の神社や寺院で、それぞれ日を定めて行われています。当日は奉納の芸能があったり、夜店が出て賑わいます。7月に入ると鹿児島県内の神社や寺院で催され、月末まで続きます。
氏子の家では燈ろうの木枠を保存しておき、さまざまな絵や文字を書いた和紙をこれに張りつけて、社寺に奉納。社寺ではこれを境内に張り渡した網に吊って灯を入れます。
「六月灯」の始まりは,島津19代藩主久光が上山寺新昌院(現新照院町)の観音堂を再建した折,旧暦6月18日に沿道に燈籠を掲げ道の明かりにしたのに始まり,だん家でもこれにならって燈ろうを寄進したのが由来といわれています。鹿児島の夏の風物詩として受け継がれ、今も多くの人で賑わいます。
なお六月灯の由来に関しては,「六月のオツメアゲ」といって早馬神や鎮守様などにお燈明を上げ、牛馬の疫病祓いや田の病虫害駆除を祈る習わしがあり、こうした民間の行事が洗練されて六月灯の祭りになった,との説もあります。