原信夫さん米寿記念サプライズドッキリイベント (会場:浜北駅前広場)
日本のジャズ・ビッグバンドの創始者として知られるジャズサックス奏者の原信夫(はら・のぶお,本名・塚原信夫=つかはら・のぶお)さんが21日,肺炎のため亡くなった。94歳だった。
富山県出身。戦後、米国の一流ビッグバンドを目指して研究を重ね、1951年,原さんがリーダーとなって「原信夫とシャープス&フラッツ」を結成,人気・実力とも日本屈指のバンドとし,ビッグバンドの黄金期を支えた。63~74年にNHK紅白歌合戦に連続出演を果たし,欧米やアジア各国でも公演し,海外にも活動の幅を広げた。
美空ひばりさんや江利チエミさんらのバックバンドを務め,作曲を担当した美空さんの「真赤な太陽」(67年)は140万枚を売り上げる大ヒットとなった。80年代からは中学・高校で鑑賞会を開いてビッグバンドの普及にも尽力し,80歳を超えた2010年まで活動を続けた。88年に紫綬褒章,98年に旭日小綬章を受章。
◆北村 英治さん(92歳) 原信夫さんと同年輩のクラリネット奏者、バンドマスター
〜ジャズでエールをお届け!〜91歳現役ジャズクラリネット奏者・北村英治からのメッセージ
慶應義塾大学在学中にクラリネットを学ぶ。22歳でプロデビュー。日本のジャズクラリネットの草分け的存在である。現在でもライブハウスでのセッションを精力的にこなしている。ジャズの作曲も手がけており、「五月によせて」などの作品がある。
主なアルバムには、1960年7月5日、東京・産経ホールで行われたコンサートの模様を収録した『北村英治のすべて』(コンサートの構成、アルバムの解説を大橋巨泉が手がけた。2009年にCD化)、原信夫とシャープス&フラッツと共演した『ベニー・グッドマン作戦』(キングレコード、1963年)、テディ・ウィルソン、北村英治の共同リーダー作アルバム『君去りし後(After You've Gone)』(Art Union, 1970)、『テディ・ウィルソン + 北村英治 Vol. 3』(AMJ, 1971)、『Live Session』(Century, 1972)、『Keep On Swingin' 』(GML, 1973)がある。
◆90歳台 ご健在な男性著名人
・岡田卓也:1925年(大正14年)9月19日(95歳)イオングループ名誉会長
・清水信次:1926年4月18日(95歳)ライフコーポレーション代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)
・辻信太郎:1927年12月7日(94歳)サンリオ代表取締役社長
・鈴木健二:1929年1月23日 (92歳) NHK元アナウンサー
・北村英治:1929年4月8日(92歳) 音楽家
・鈴木修: 1930年1月30日(91歳)スズキ代表取締役会長
・牛尾治朗:1931年2月12日 (90歳)ウシオ電機代表取締役会長
・すぎやまこういち:1931年4月11日(90歳)作曲家
・俵孝太郎:1930年11月12日 (90歳) 政治評論家