「身の丈」経営,「身の程」人生

身の丈,身の程を知って生きる・・・・・

大分の百貨店トキハ,定休日を年3日増 働く環境改善

2015-03-04 09:51:04 | 九州経済(地域経済)

 大分の百貨店トキハ,定休日を年3日増 

 日本経済新聞(2015/2/26)によると, 大分の百貨店のトキハ http://www.tokiwa-dept.co.jp/honten/ は3月から,本店(大分市)と別府店(同県別府市)の定休日を3月から年間5日から8日に増やす。
 トキハの2014年2月期の売上高は 468億円(13年2月期比1.4%減)と,厳しい状況にある。4月16日には,JR大分駅に隣接する大型商業施設「アミュプラザおおいた」が開業する。
 トキハは,定休日を3日増やすことで店頭の販売員の労働環境を改善。百貨店ならではの高度な接客サービスに磨きをかけることで,顧客の購入額の引き上げによる販売拡大を狙う。
 池辺克城社長は,「従業員の士気が上がれば,営業日の販促の意識が高まる」と,減収を防ぐ手段を打ち出しやすいとしている。


トキハ -会社概要-
・創 立:昭和10年10月
・資本金:11億円
・売上高:468億円(平成25年度実績)
・従業員数:686名(男性:335名,女性351名)平成26年2月現在
・平均年齢:45.4歳(男性:48.3歳,女性:42.6歳)平成26年2月現在
・事業内容:百貨店業
・事業所:本店 :大分市府内町2-1-4 別府店 :別府市北浜2-9-1 わさだ店:大分市玉沢

 

 

>>>4月16日,JR大分駅に隣接する大型商業施設「アミュプラザおおいた」開業

     ※ 「アミュプラザおおいた」のフロアイメージ  JR九州のHPより

 「アミュプラザおおいた」が入る大分駅ビル「JRおおいたシティ」は,地上21階地下1階建。「アミュプラザおおいた」のほか,客室数190室の「JR九州ホテル ブラッサム大分」(8~18階)が入る。5~8階は駐車場,19~21階は天然温泉を使用する温浴施設となる。
 
 大分駅直結の「アミュプラザおおいた」(大分駅ビルエリア)は,地上1階から4階の4フロア,約31,000㎡の売場面積でファッション,雑貨,飲食,食品など183店舗の都市型商業施設である。
 地上1~4階の4フロアにファッション,雑貨,飲食,食品など183店舗が出店し,うち119店舗は大分初出店である。とくにファッション関連の店舗数は九州でも有数のスケールで,レディス・メンズ・キッズファッション62店舗,シューズ・バッグ・アクセサリー・コスメなどのファッション雑貨37店舗が出店する。飲食店も県外の話題店や地元の人気店,子供連れでも気軽に利用できるフードコートなど,計38店舗が集結。1階には,大分の食材を使用した地産地消メニューや100円メニューを全店にそろえた居酒屋横丁を設ける。
 10スクリーン約1,800席を備えるTOHOシネマズのほか,東急ハンズ,無印良品,紀伊國屋書店といった有名店も出店。

>>>営業日に関する百貨店業界の取り組み

 百貨店は,総合スーパーやショッピングセンターの営業日・営業時間の拡大に対抗して,定休日を廃止したり営業時間を延ばしてきた。その一方で,ローコスト経営の観点から,正社員を減らし,パート社員を増員という人事政策をとっている。
 三越伊勢丹ホールディングスが2013年度に伊勢丹新宿本店(東京・新宿)など首都圏で2月と8月に定休日を定めるなど見直しているが,減収への懸念から,定休日,営業時間の短縮に関しては,及び腰である。

 

                  ----------


チェーンストアエイジ 2015年3月1日号

チェーンストアエイジ3月1日号の特集は,「デジタライゼーションの波 小売業IT白書2015」。

  少子高齢化・人口減少に伴う市場縮小,ネット通販(EC)の攻勢など,小売業の経営環境は急速に変化してきています。今年から国内小売業大手のオムニチャ ネル戦略も本格化します。一方で,インターネットから得られるデータや会員カードによる顧客データの分析・活用ニーズも高まってきています。

  特集では,カメラ専門店のキタムラ,玩具専門店の日本トイザらスのオムニチャネル化,食品スーパーのマルエツ,作業服専門店のワークマンのデータ分析・活 用,百貨店の三越伊勢丹ホールディングスの接客行動データの活用,野菜宅配のらでぃっしゅぼーやのECシフトの取り組みを取材し,小売業のEC戦略,IT 活用の方向を探りました。
 また,米国大手小売業のオムニチャネル化の事例として,ウォルマートとウォルグリーンのスマホアプリ戦略を取り上げています。

   :*☆*:…:*★*:…:*☆*:…:*★*:…:*☆*:…:*★*:…:*☆*:…:*★*:

            :::::::::::::::::::::::::::::

 
月刊激流 2015年 04 月号 [雑誌]
◆特集PB戦争 波乱の幕開け-製造者表示が引き起こすメーカー、小売りの地殻変動

セブン&アイHD(セブンプレミアム)

 ・単品に磨きをかけ、ブランド認知が一段と進む

イオン(トップバリュ)
 ・多極化ニーズ対応に向け、全ブランドの価値を刷新
CGCグループ(CGC商品)
 ・加盟店のためのビッグ対策に徹し、作って売る体制を確立日本生活協同組合連合会(コープ商...
ローソン(ローソンセレクト)
 ・継続的な売り上げ拡大へ300品目の進化に挑む
ファミリーマート(ファミリーマートコレクション)
 ・後発のハンデを克服し、独自性追求に軸足を移す
地場スーパーの商品政策(えひめストアパートナー会)
 ・地域を守り、育てる製配販連帯の商品開発
○EC市場(アマゾンVSアスクル)
 ・商品開発か育成か差別化戦略を競う

◆流通トピックス
・「才津マジック弾切れか」サンドラ連続増益記録がストップ
・小売業界の収益を圧迫する物流費高騰の深刻
・決算で改めてわかったマック、ワタミ、ゼンショーの惨状
・コーヒー競争に割って入る第三の波と場所
・ユニーに夢とロマンを植えつけたネアカ経営者(西川氏)の死去

◆情報ファイル

・ニトリホールディングス:もっとお客に近づくデコホーム、池袋サンシャインシティ店がオープン

・ハウス食品:在宅介護で伸びる「スマイルケア食」おいしさにこだわった新製品を投入

・国分:国内最大級3温度帯物流センターを都内で稼働開始

・日本気象協会:独自の気象情報解析でロス削減への第一歩を踏み出す

 国際商業出版  定価 :780円

 

 

                    :*☆*:…:*★*:…:*☆*:…:*★*:…:*☆*:…:*★*:…:*☆*:…:*★*:

            :::::::::::::::::::::::::::::

 
 ホームページ『マーケティング&マニュアルゼミ』では,経営実務に役に立つ情報を発信しています。
 
 
 
マーケティング&マニュアル・ゼミ
   ・ エリアマーケティング 
 (リージョナルマーケティンク゛)
 流通のいま    マニュアル講座   
 
      県民性  身の丈経営  著作・論文集  
 
 
小林へのお問い合わせ e-mail
 
                ★。*・。.☆。・*・。.★.。*・。*・。.☆。・*・。.★.。*・。☆

   amazon
「身の丈」を強みとする経営―
縮小の時代に勝つ「新リージョナルマーケティング
小林 隆一
日本経済新聞出版社
「身の丈」を強みとする経営』 (日本経済新聞出版社刊)。本書では,性急な業容拡大は弊害が多いとして,堅実な発展を目指して,自らの分を知り,ライバルの動きに惑わされることなく, マイペースを貫きながら存在感を発揮するという経営姿勢を貫く経営姿勢を「身の丈経営」とし,縮小の時代の小売業経営のあり方を示しています。
 
ビジュアル 流通の基本 (日経文庫)
小林 隆一
日本経済新聞出版社
 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 閉店「県民百貨店」の社員ら... | トップ | 九州電力川内原発-30キロ圏... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

九州経済(地域経済)」カテゴリの最新記事