「ドラッグコスモス 大和田新田店出店」を事例に、流通のこれからを見通す 8 ツルハ②
コスモス薬品(本社・福岡市)は、成田街道(国道296号)沿いに店舗面積1,261㎡の新店舗 ドラッグコスモス大和田新田店(千葉県八千代市大和田新田字新木戸前94番101ほか)を7月29日開店予定で建築中です。
同店から、直線距離で約2kmほどの所にドラッグストア業界売上高2位のツルハが、関東エリアの店舗を網羅する「ツルハ関東物流センター」(受託物流会社・あらた)が新設・移転中で、まもなく本格稼働に入ります。
ツルハは現在千葉県内に98店舗、八千代市内では3店舗を出店しています。
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┗■ ツルハ
「ツルハドラッグ」を展開するツルハ(本社 札幌市)は、株式会社ツルハホールディングスの100%子会社である。ツルハホールディングスの2022年5月期連結決算は、売上高が前期比99・6%の9157億円、営業利益が83・9%の406億円の減収減益。ツルハホールディングスは、今期からの三年間は収益改善のための「足場固め」に専念すると宣言。生鮮・衣料など扱い商品を広げる品揃え、調剤併設店の拡大、PB商品の拡充、アプリ活用の販促・ECなどのデジタル対応と、お客や時代の変化に対応する取り組みを加速する方針を明確に打ち出している。
ツルハは、連結売上高の五割弱を占めるツルハグループの中核企業である。ツルハ個社の前期業績は売上高0・6%減、営業利益23・8%減と大苦戦。地盤である北海道、東北エリアの業績が低迷し、既存店売上高前年比は2・4%減と大きく落ち込んだ。