シャーロック・ホームズの息子〈上〉 (新潮文庫) | |
ブライアン・フリーマントル著 | |
新潮社 667円+税 |
第一次世界大戦前夜、ホームズの息子セバスチャンは、海軍大臣ウインストン・チャーチルからの願いを伝えられる。イギリスがドイツと戦争をすることになれば、当然の流れとしてアメリカの実業家たちが利益を得る。それを見越してアメリカでは、戦争になったらドイツを支援しようという実業家たちの秘密組織ができているらしい。それを探って欲しいということである。しかしながら,これはチャーチルの私的な行動なので,英国政府からの支援は一切ない。
この危険と困難をともなう依頼を引き受けたセバスチャンは、青年実業家にふんして豪華客船ルシタニア号でニューヨークへと向かう。船中、美女とのアバンチュールを楽しんだセバスチャンは、チャーチルの親戚の助けを得て捜査を始めたのだが、ドイツ大使館のレセプションに出席した直後、何者かに襲われ殺されそうになる。
そして、投資家として保険を引き受けたドイツへの積荷二〇〇万㌦を乗せた船が爆破されてしまうのである。この事態をどう乗り切るかセバスチャン!ホームズの息子のアバンチュールと活躍を描いた第一次大戦秘話。スリル満点の傑作スパイ小説。
シャーロック・ホームズの息子〈下〉 (新潮文庫) | |
ブライアン・フリーマントル著 | |
新潮社 667円+税 |
ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 (角川文庫) | |
KADOKAWA 994円+税 |