いい加減が許されない時代にあって,これまでの自分の生き方に自信を持って100点と言える人の生き方は,...。北京オリンピック柔道金メダルの石井慧氏は,その一人である。 |
.................................
「いまはクロアチア人」日本から消えた石井慧,波乱万丈の10年
出典:https://news.yahoo.co.jp/byline/kiyoshimio/20190703-00132094/ 三尾圭著
2008年,柔道の男子100キロ超級の日本代表として北京オリンピックに出場した21歳の石井慧は金メダルを獲得して,一躍時の人になった。しかし,その年の秋には総合格闘家への転向を表明,またもや日本中を驚かせた。
32歳となり日本で忘れられた存在となっているが,現在は海外の団体を転戦しながら,総合格闘家として着実な成長を遂げている。
――最後に,これまでの10年に点数をつけるなら?
「100点」
――それはなぜでしょう?
「ぼくは常に全力なんです。自分に100点をつけられないのは,過去の自分に失礼じゃないかと思います。満足いかないことも,妥協してしまったことも,自分自身に負けたこともあります。自分が全力で挑んだ結果,そうなってしまったんだと。人生は一度きりなんで,常に満足して生きてますね。だから100点をつけます」
■プロフィール
1986年12月19日生まれ(32歳),大阪府茨木市出身。2008年北京オリンピック柔道男子100キロ超級の金メダリスト。優勝後のインタビューで「オリンピックのプレッシャーなんて斉藤先生のプレッシャーに比べたら,屁の突っ張りにもなりません」と発言し,一躍時の人に。2009年12月31日に総合格闘家としてのデビュー戦を行い,吉田秀彦に判定負け。その後,元PRIDE王者エメリヤーエンコ・ヒョードルやミルコ・クロコップら強豪選手との対戦も多く経験。世界中の格闘技団体にも積極的に上がり,2017年からは練習拠点をクロアチアに移す。現在7連勝中。交際中の柔術世界女王クリスティン・ミケルソンさんとは,8月からクロアチアで同居予定。
.
良い加減に生きる 歌いながら考える深層心理 (講談社現代新書) | |
『あの素晴しい愛をもう一度』『風』『戦争を知らない子供たち』……
|
|
講談社刊 きたやま おさむ,前田 重治著 972円 |
・