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マックスバリユ九州-「三社経営統合で経営力アップ」

2019-07-05 00:00:58 | 九州イオングループ-

>>>マックスバリユ九州-「三社経営統合で経営力アップ」

                    出典:「激流]2019年8月号 p56~p57

 マックスバリユ九州 http://www.mv-kyushu.co.jp/ の2019年2月期決算は1.3%の増収で売上高は1774億9900万円。 経常利益は12.0%増の24億3100万円。当期純利益も18.8%増の10億7000万円。人材難による賃金上昇や海外商品の仕入れ,資材などのコスト増が事業運営を直撃した。一方で,セミセルフレジの導入促進や自動発注システムの対象部門拡大によりコスト増の影響を抑えた。また,値入率の見直しなどで租利率を前年の23.6%から23.9%に引き上げ増収増益につなげた。

 イオンが進める食品スーパーマーケット事業の再編で,九州地区はマックスバリユ九州,イオン九州,イオンストア九州が経営統合する計画である。統合後に新たな持ち株会社を設立し,食品分野とそれ以外の子会社二社に再編するというもの。当初,統合時期を今年9月に設定していたが,今年4月の決算発表の際に延期を表明。統合予定のイオンストア九州は旧ダイエーの店舗継承を目的に15年6月に設立されたが,創業来3期連続の赤字が続いている。

 経常利益の見込みは25億5000万円,当期純利益11億円と前年並みの利益率を計画する。資材など原料費や人件費が高騰するなか,コスト減に取り組んできただけに打つ手が限られてきた感があるが,今後,統合を見据えたイオン九州との共同仕入れが進めば物流費の抑制につながるとみられる。

 営業時間の見直しも有力な手段である。同社では17年12月の十店舗を皮切りに一部24時間営業を取りやめた。新店のザ・ビッグ大牟田店の営業時間は9~22時である。また,コンビニエンス性を重視する「エクスプレス」業態も8~24時の営業時間としている。今後も個店ごとに経営状況や店舗環境,入時状況などによって営業時間の見直しを進めていく。

 ライフスタイル提案型で圧倒的地域一番店を目指す主力業態「マックスバリユ」。ディスカウントやドラッグストアなど競合ひしめくなかで基盤を固める価格訴求型業態「ザ・ビッグ」。そして,コンビニエンスストアの牙城に割って入った「エクスプレス」。グループ統合後もこれらを磨き上げて九州ナンバーワンを取りに行く構えである。

会社概要

会社名 マックスバリュ九州株式会社
設立年月日 2002年 3月25日
資本金 1,608,651千円
本部所在地 福岡市博多区大井2丁目3番1号
代表電話 092-260-5001 (土・日・祝日を除く9:30~18:30)
売上高 1,752億円(2018年2月期実績)
従業員数 7,508名(社員1,482名、フレックス社員他6,026名)
(2018年8月末現在)
店舗数 154店舗
決算期 2月末日
上場先 東京証券取引所 JASDAQ

 

 

ビジュアル 流通の基本 (日経文庫)
小林 隆一
日本経済新聞出版社

 

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月刊激流2019年08月号

[食品スーパー20社の経営戦略/
主要チェーン101社の経営考課表〕

特集 景気減速下で消費増税を迎える 食品スーパー20社の経営戦略
●アークス (北海道・札幌市) ・統合をにらみ生鮮食品の地域性を
一段と強化 ●マックスバリュ北海道 (北海道・札幌市)
・統合をにらみ生鮮食品の地域性を一段と強化 ●コープさっぽろ
(北海道・札幌市) ・店舗事業は現状維持、届けるサービスは
収益化を推進 ●ヤマザワ (山..

 

 

国際商業出版発行 980円

 

 

 

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