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「日本一産まれている病院」-熊本市の福田病院 なぜ日本一なのか?」

2017-09-06 16:20:44 | 九州経済(地域経済)

日本一赤ちゃんが産まれる病院 - 熊本・わさもん医師の「改革」のヒミツ

 

 日本全国で出産数が多い病院
1位 熊本県「福田病院」都道府県別の人口ランキングで23位の熊本にあって,出生総数10年連続日本一
2位 埼玉県「愛和病院」
3位 埼玉県「恵愛病院」
4位 神奈川県「堀病院」
5位 愛知県「安城更生病院」
    (出典:医療介護情報局 2015年3月 分娩数の統計)

 

>>>「福田病院って何?  年間3400人が誕生している病院の秘密」

熊本県熊本市の福田病院は,日本一赤ちゃんが生まれる病院である。熊本県では1年に約7000人の赤ちゃんが生まれている。そのうち,福田病院で生まれた赤ちゃんは3400人にも上る。なんと熊本では「2人に1人」が,福田病院で生まれている。50%という圧倒的なシェアである。

戦後の第1次ベビーブームのピークだった1949(昭和24)年の出生数は約269万人。ところが2016(平成28)年は100万人を下回る。赤ちゃんが産める環境なら産みたいのが女性たちの声。福田病院は,多くの女性の願望に寄り添い,出生総数10年連続日本一,関連クリニックを含めると年間約6千人が誕生している。

 先日110周年を祝った福田病院。福田家は細川藩の藩医,七代目の福田令寿(よしのぶ)が創設。9年間英独に留学,産婦人科を開業し医学,教育,社会福祉と3本の道を定め,防疫,貧民救療に努めた。「人は人間になるために生まれてくるのだ」の祖父令寿の教えを肝に銘じてお産大改革をしたのが,現院長の福田稠(しげる),71歳。院長就任時に, 「出産の主体は誰かということが大事だと思うんです。決して医師や助産師ではない。あくまで妊産婦さんが主体。これがぶれたらいかんと思っています」と決意。

福田医師は,病院の敷地内に住み,手術下着の上下をパジャマ代わりにして寝ていた。自然分娩が基本,すべてのお産に立ち会った。地域周産期母子医療センター,不妊治療や子育て問題,更年期治療,特定妊婦問題や特別養子縁組制度へも取り組りくんできた。

 病室のすべてが個室,食事はレストランでとれる。プール,フィットネスクラブ,エステ,美容室も完備。一番の改革は,陣痛から出産まで一つの部屋で取り組める「LDR室」(Labor,Delivery,Recovery=陣痛・分娩・回復)で,夫も立ち会える。 通常分娩であれば健康保険の出産一時金(42万円)でまかなえるという。

 

亀山 早苗 (著)  1512円

  日本一赤ちゃんが産まれる病院 - 熊本・わさもん医師の「改革」のヒミツ

 

ひたすら「患者さんのために」。
“わさもん"医師の発想力と行動力に迫ったノンフィクション!

■「日本一産まれている病院」の秘密を探る■
「患者にとっての幸せな出産」を理想に掲げ,改革に次ぐ改革が実を結んだ「福田病院」の 医師や看護師たちに密着取材した,熱血ヒューマン・ドキュメント!
熊本城のお膝元,熊本市中心部にある福田病院では,年間6000人もの子どもが産まれている〈関連クリニックも含む〉。その病院の医師で理事長の福田稠(しげる)氏は,ただひたすら「患者さんのために」と改革を続けてきた。

■全室個室,プール,エステ,おいしい料理……お姫さま気分で出産できる■
「安心・安全は大前提だが,幸せに産むことも大事なのではないか」という思いから走り出した福田医師は,まさにアイデアマン。全室個室をはじめ,プール,エステ,シェフがつくるおいしい料理,契約農園など革新的な試みを次々に実現してきた。その結果,親子3世代が「次も産みに行きたい病院」と通うほどの人気病院となる。

■110年の伝統と理念■
福田病院は明治40年に設立されて以来,産婦人科として地域医療にも貢献してきた。現在は,地域周産期医療センターとして新生児集中治療室(NICU)も完備。不妊治療や更年期障害の治療,特別養子縁組,特定妊婦などの子育ての問題にも取り組み,つねに「女性の一生」に寄り添う。




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