霧島山 新燃岳2011年1月26日噴火

霧島山　新燃岳2011年1月26日噴火


霧島山の新燃岳（しんもえだけ）で２６日朝から噴火が続き，鹿児島地方気象台は午後６時，噴火警戒レベルを登山禁止や入山規制が必要とされる「３」に引き上げた。






【phote　ＴＢＳ，ＫＴＳ　ニュースより】

▼２８日午後０時４７分，爆発的噴火
　活発な火山活動が続く霧島山（宮崎，鹿児島両県境）の新燃岳（１４２１メートル）で２８日午後０時４７分，爆発的噴火が観測されました。噴煙が高さ約１０００メートルまで上がり，今後も噴火が発生する恐れがあり，気象庁は噴石や降灰に引き続き警戒を呼び掛けています。

　同庁によると，２６日朝に発生した火山性微動は２８日午後も継続。今後も火口から約２キロ以内では，噴火に伴う大きな噴石が飛来する恐れがあるということです。
　
　２７日午後３時４１分の爆発は１９５９年以来約５２年ぶりとなったが，噴火口を見た専門家は「新たな火口が出来ている」と指摘しました。そして，その規模は今回のほうが格段に大きく，多数の死者を出した江戸時代の爆発とよく似ているとの見解を示した。





▼ＪＲ吉都線，日豊線，日南線－運行休止
　降灰による視界不良のため，ＪＲ九州は吉都線（宮崎県・都城―鹿児島県・吉松駅）の全区間で運転を見合わせた。両県にまたがる日豊線，日南線の一部区間も運転開始が午前９時過ぎにずれ込んだ。

▼宮崎空港－降灰で滑走路を３時間半閉鎖
　宮崎空港は清掃のため，午前９時５５分から３時間半にわたって滑走路を閉鎖した。全日空は宮崎発着の全２４便が欠航。日本航空は２２便が欠航し，羽田，伊丹からの２便が引き返した。スカイネットアジア航空の７便も欠航し，羽田発宮崎行き１便が目的地を熊本空港に変更した。宮崎自動車道は新たに小林―高原インターチェンジ（ＩＣ）間（上下線）が通行止めになり，通行止め区間は小林―田野ＩＣ間に拡大した。



▼全日空，日航－鹿児島空港と宮崎駅を結ぶ無料バスの運行
　新燃岳の噴火で，宮崎空港発着の航空機の欠航が相次いでいることを受け，全日空は２８日，東京―鹿児島便に使用している機体の一部を大型化し，鹿児島空港と宮崎駅を結ぶ無料バスの運行を始めた。
　全日空は２８日，宮崎発着の全２４便を欠航。宮崎行きの航空券を持っている乗客について，鹿児島への振り替え輸送を実施し，東京―鹿児島の１往復について，従来より１６０席多いジャンボ機に変更した。３１日まで同様の措置を行う。
　鹿児島空港と宮崎駅とを結ぶ無料バスは，２８日に３本運行し，２９日以降も運行を続ける予定。日本航空も２９日から，鹿児島空港と宮崎市内とを結ぶ無料バスを運行する。

▼川崎フロンターレ－新燃岳噴火でキャンプ打ち切り
　サッカーのＪリーグ１部（Ｊ１）の川崎フロンターレは，霧島山（宮崎，鹿児島県）の新燃岳が噴火した影響で，２月４日までの予定で24日から宮崎県綾町で行っていたキャンプを打ち切り，28日に帰京した。






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