パ・リーグは24日,5位楽天が日本ハムに1-4で敗れたため,ロッテの3位が確定し,2年連続5度目のクライマックスシリーズ(CS)進出が決 まった。2004年から06年のプレーオフを含めると通算6度目。 ロッテは8日に開幕するCSのファーストステージ(3試合制)で2位チームと対戦する。ファイナルステージ(6試合制)は12日から行われる。
◆古希の打撃投手——
ロッテ支えるを支える裏方の一人に,ストライク率9割超の「70歳打撃投手池田 重喜(いけだ・しげき)寮長寮長兼打撃投手(70)がいる。池田さんは今年5月1日に70歳の誕生日を迎えた。67年ドラフト4位で大洋(現DeNA)に入団。71年からはロッテで選手,そして裏方として長い長い野球人生を歩んできた。70歳にしてユニホーム姿で、打者を相手にさっそうとボールを投げる。現場の選手たちからも「コントロールが絶妙で打ちやすい」と評判という。
その投球術の凄さと長寿の秘訣(ひけつ)とは.....。
現役最高齢バッティングピッチャー 池田寮長の投球【広報カメラ】
池田打撃投手は1メートル79, 73キロ。細身の体に背番号110のユニホームがよく似合う。生まれは終戦翌年の1946年。「器用じゃないんだね。人生,これしかなかったんでしょう」,と自らを振り返る。
80年にトレーニング指導士の資格を取得。長くコーチも務めた。体への豊富な知識が長寿を支えてもいる。
タバコは吸わない。晩酌は楽しみの一つだ。「これだけ運動してるからかな。寝ようと思えば、休日は10時間ぐらい眠れるよ」と言う。
球界に身を置いて,来年で50年目になる。過去には肩を痛めたことも。これから何球投げるのか。「70までやらせてもらって。辞めてくれ,と言われたら辞める。なるようにしかならないから」。泰然。
◆池田 重喜(いけだ・しげき)1946年(昭21)5月1日、大分県生まれ。津久見2年夏の甲子園に出場。日本鉱業佐賀関では65年ドラフトで広島に15位で指名されたが入団せず、67年ドラフト4位で大洋(現DeNA)に入団。71年にロッテに移籍し、77年引退。通算成績は155試合で13勝12敗、防御率3・53。投手コーチ補佐、育成担当コーチなどを歴任。12年から寮長兼打撃投手。1メートル79,73キロ。右投げ右打ち。
・選手歴
大分県立津久見高等学校
日本鉱業佐賀関
大洋ホエールズ (1968 - 1970)
ロッテオリオンズ (1971 - 1977)
・コーチ歴
ロッテオリオンズ
千葉ロッテマリーンズ (1976 - 1997, 2001 - 2002, 2009 - 2011)
● 打撃投手(だげきとうしゅ)----------------------
打撃投手は、打者の打撃練習のための球を投げる投手。バッティングピッチャー(B・P)、略してバッピとも呼ばれる。ただしこれは和製英語であり,英語圏ではbatting-practice pitcherである
小椋 佳 「山河」
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