3月31日,青森県 十和田観光電鉄十鉄線,長野県 長野電鉄屋代線と二つの電車路線が廃線となった。といずれも大正末期に開通,長く地域を支えてきた。また,いずれも東横線で使われていた車両というのもなにかの因縁であろうか。
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どこにでもある鉄道。人が集い 電車が行き交い,時が流れる。 ・・・・・・
駅には 歴史があり, 文化があった。
駅で繰り広げられた,日常のごくありふれた風景。
そこにはいまの日本の姿があった。
長い歴史をもつ各線各駅の最後の日。 それは,日本のいまを映し出す。
◇青森県 十和田観光電鉄十鉄線 89年の歴史に幕を下ろす
長年「十鉄(とうてつ)」の愛称で親しまれた十鉄線。 十鉄線は1922(大正11)年9月4日に開業し、ピーク時の70年には乗客が年間165万人に達した。その後は人口減やマイカー普及に伴い右肩下がりを続け、東北新幹線七戸十和田駅が開業した2010年度は46万人に減少。新たな施設整備も見込まれる中で、これ以上の鉄路存続は困難として、開業90年を前に廃止を決めた。 同社は1日から、同区間で代替バスを運行する。
出典:東奥NETテレビニュース画面より
十和田観光電鉄の80年―軽便から釣掛電車まで (RM LIBRARY (51)) | |
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◇ 長野電鉄屋代線(須坂市・須坂―千曲市・屋代、24・4キロ)が3月31日で廃止
1922(大正11)年の開業以来、90年間地域を支えてきたが、利用者の減少で経営が悪化。設備更新もままならず、やむなく廃線となった。 屋代線は、河東鉄道河東線の一部区間として開業した長野電鉄で最も古い路線。同社で廃止となるのは2002年3月の木島線(中野市・信州中野―飯山市・木島)以来。4月1日からは、屋代線沿線を代替バスが運行する。
かつては,地下鉄・日比谷線(北千住)-東横線(日吉)間で活躍の電車
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◆ 大正末期から約90年間走り続けてきた長野電鉄屋代線が平成24年(2012)3月31日限りで惜しまれつつ廃止。 松代、綿内、信濃川田など開業以来の木造駅舎が現役であり続けた駅、 屋代線とほぼ時を同じく引退する長野電鉄の看板特急車両2000系電車など“昭和”を色濃く感じさせる風景を余すところなく記録しました。
平成14年(2002)3月31日限りで廃止された木島線全駅の貴重な映像もあわせて収録しています。 消えゆく、ありし日の長野の風景をいつまでも記憶にとどめてください。
●屋代線 須坂・井上・綿内・若穂・信濃川田・大室・金井山・松代・象山口・岩野・雨宮・東屋代・屋代・屋代線11月ラストイベント
●木島線 信州中野・中野北・四ヶ郷・赤岩・柳沢・田上・信濃安田・木島