JR九州 “減便”ダイヤ改正見直し検討 削減規模縮小の可能性も
報道によると,JR九州は今年3月のダイヤ改正で,利用が少ない時間帯を中心に新幹線や特急,快速,普通列車など九州新幹線と在来線あわせて1日あたりの運転本数を117本減らす方針を示していた。これに対し,九州各県の自治体から通勤通学客や旅行客に支障が出るなど,沿線住民など地域社会への影響が大きすぎるとして、見直しの要望が相次いでいる。
これについてJR九州の青柳社長は26日の会見で,「自治体の実態を把握できていなかった」とし,「時刻の修正や臨時便の増便、それに区間延長も検討し、柔軟に見直すことでネットワークの維持を図りたい」とし,当初よりも削減の規模が縮小する可能性を示した。
JR九州 新型車両2種類導入
JR九州は,従来より省エネ性能に優れた2種類の新型車両を導入する。
発表によると,老朽化した車両に代えて省エネ性能に優れた2種類の車両を新たに導入する。このうち、電気を効率的に動力へ変換できる半導体を用いた新型車両は、消費電力を従来よりおよそ7割抑えられるということで、あわせて6両導入する計画である。
また,2両導入する別の新型車両は,ディーゼルエンジンで発電した電気で走るとともに,ブレーキをかけることで生み出される電気を充電できる蓄電池も搭載していて,従来の車両よりおよそ2割、燃料の消費が抑えられるという。
JR九州 春ダイヤ改正に鹿児島県や自治体などが見直し要請が相次ぐ
路線図の出所:鹿児島鉄道整備促進協議会 http://www.kagoshima-tetsudo.com/
JR九州は,今年3月のダイヤ改正に伴い,鹿児島県内6つの在来線全てで深夜と早朝の時間帯を中心に運行本数を減らすほか,一部の特急列車でワンマン運転を導入することを決めている。これを受けて,鹿児島県や沿線の自治体などで構成する鉄道整備促進協議会 http://www.kagoshima-tetsudo.com/ は,18日,JR九州鹿児島支社に,この改正について明治維新150年で取り組む観光客誘致に相当の影響を及ぼし,ワンマン運転の導入は,安全面やサービス面での不安が残るなどとして,改正の見直しを求め,要請書を提出した。
◆鹿児島県鉄道整備促進協議会の概要
鹿児島県鉄道整備促進協議会は、鉄道在来線の果たす役割の重要性に鑑み,輸送サービスの改善や複線化,電化をはじめとする鉄道輸送力の増強等を促進していくことを目的として,平成9年度に,それまでの鹿児島本線複線化促進期成会,日豊本線複線化促進期成会及び西鹿児島山川間鉄道電化促進期成会の3期成会を統合し、県や沿線市町,経済団体などで設立された協議会である。
鹿児島県鉄道整備促進協議会事務局 鹿児島県企画部交通政策課内
〒890-8577 鹿児島市鴨池新町10番1号 鹿児島県鉄道整備促進協議会事務局 鹿児島県企画部交通政策課内
日豊線の特急ワンマン化3月から実施
引用:NHKテレビニュース
JR九州の青柳社長は27日の会見で,将来にわたって路線を維持するため3月17日に実施されるダイヤ改正にあわせて日豊線の鹿児島中央と宮崎を結ぶ特急「きりしま」の1日24本のうち、定員が少ない4両編成で走る20本で車掌が乗り込まないワンマン運転とする方針を明らかにしました。
その上で、青柳社長は「ワンマン化した後も、当面は案内係員を車内に乗務させる。津波の対応についても乗務員で対応できるよう訓練をやっているので問題はない」と述べた。
特急「きりしま」のワンマン化をめぐっては、鹿児島県、宮崎県ともに安全面やサービス面での不安が残る中、検討は時期尚早だとして、見直しを求めていました。
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- JR九州,来春に運行117本減 合理化狙い,全22路線
JR九州 http://www.jrkyushu.co.jp/ は,来年3月17日のダイヤ改正で,九州新幹線を含む全22路線で運行本数を減らし,1日当たり117本(在来線111本,新幹線6本)減の3011本とする。沿線の人口減を踏まえた鉄道事業の合理化を図る。
九州新幹線は6本減の119本となる。「つばめ」と「さくら」をそれぞれ3本減らすが,つばめの運行区間を「博多−熊本」から「博多−鹿児島中央」に延ばすものもある。
本数ベースでは3.7%減,1日当たりの運行距離は7%減の17万2千キロとなる。
在来線は利用者の少ない早朝や深夜,日中を中心に,本数や運転区間を見直し,在来線の特急は24本減の277本,快速・普通は87本減の2615本である。最も削減数が多い区間は鹿児島線の大牟田(福岡県大牟田市)―荒尾(熊本県荒尾市)で1日136本から90本へと46本減少する。肥薩線の人吉(熊本県人吉市)―吉松(鹿児島県湧水町)は1日6本の運行と,現状の4割減である。
>>>エリア別の1日当たり運行距離は
・福岡・佐賀9%減
・長崎8%減
・熊本7%減
・大分7%減
・鹿児島・宮崎6%減−となる。
このほか,日豊線の宮崎―鹿児島中央を走る「きりしま」の一部への車掌を乗せない「ワンマン特急」導入拡大や,大分市内の日豊,豊肥両線の計8駅の無人化に関しても検討中だとする。
⇒⇒ News Release ⇒ 平成30年3月にダイヤを見直します
・福岡・佐賀エリア,新幹線・特急列車時刻表
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_honsha.pdf
・長崎エリア
ttp://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_nagasaki.pdf
・大分エリア
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_ooita.pdf
・熊本エリア
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_kumamoto_1.pdf
・宮崎エリア
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_miyazaki.pdf
・鹿児島エリア
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_kagosima.pdf
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