放射能汚染牛肉の問題もあって,「和牛オーナー制度」運営の安愚楽牧場の経営危機が取りざたされている。東京商工リサーチ調査によると,東日本大震災に関連した倒産が増えている。
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「和牛オーナー制度」運営の安愚楽牧場(http://www.agura-bokujo.co.jp/ 栃木県那須町)が,福島第1原発事故に伴うセシウム汚染牛肉問題の影響で経営危機に陥いった。3月末時点の負債は約620億円。
同牧場は1981年設立。和牛オーナー制度(繁殖牛のオーナーを募集し,生まれた仔牛を買い取るシステム)で資金調達する独自のビジネス手法を開発・確立。超低金利の続く経済環境の中,「高利回り金融商品」の一つとして一般投資家に注目され,事業規模は拡大を続け,会員数は全国各地で3万人を数える。
◆6月の企業倒産件数 - 1165件となり、2カ月連続で前年を上回る
東京商工リサーチ発表の6月の企業倒産件数(負債額1000万円以上)は、前年同月比1.4%増の1165件となり、2カ月連続で前年を上回った。東日本大震災に関連した倒産が前月の64件から76件に増え、全体を押し上げた。累計では173件に達した。消費自粛の影響で宿泊業などサービス業の倒産が増加。商工リサーチは「秋口までは緩やかに増える」とみている。
また,2011年上期(1~6月)の企業倒産件数は、前年同期比3.9%減の6523件,負債総額は1兆6654億円。
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倒産の危機に至ったら、どのような優先順位にしたがって、持てるキャパシティを最大限に活かして処理するか。 |
倒産事例をあげ、なぜ会社が倒産に至ったかを検証。第1部は「新興不動産」「ゼネコン」「消費者金融」など業種別に、第2部は「原材料高」「粉飾決算」「コンプライアンス・リスク」など要因別に分析している。 |
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取引先・銀行への対応/従業員への説明/資産・在庫の処分/よい弁護士の選び方/家族会議の実施/債権者集会での役割など……具体的なノウハウ満載。 |
倒産処理には,様々な手法が用いられている。本書は,破産・民事再生・会社更生を中心に,金融機関の破綻処理,倒産ADR,国際倒産,さらには私的整理にも言及した。詳細な記述と判例・統計等のデータも充実。 |
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取引先が倒産すると債権者は多岐にわたる法律に関与することとなる。本書はそうした法律を包括的に取り上げ、債権者が取るべき道をQ&A方式でわかりやすく解説。関係する法律の条文も収録。 |
信用不安情報をキャッチしたときにとるべき初期動作から、さまざまな法的手段の具体的な実行方法、時効消滅を防ぐ対策などの実務を、実際の手順に従って解説。豊富な経験に基づくノウハウを開陳する。 |
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