「身の丈」経営,「身の程」人生

身の丈,身の程を知って生きる・・・・・

JR九州の「感動経営」-

2018-12-24 01:02:29 | JR九州

▼はじめに(7ページ)より
経営は、ひとに感動を与えるためにある。
経営は、感動することからはじまるのだ。
 こんな思いで、本書『感動経常』を書き上げた。
 この一冊で、読者の皆さんを感動させることができたなら、私もまた書いた者として感動
することができる。
 ぜひ、素晴らしい感動の授受を。               
     2018年9月  九州旅客鉄道株式会社代表取締役会長 唐池恒二


     
単行本
 1728円 
   kindle版
 1555円

 

異端を尊ぶと会社は元気になる  中期経営計画にも記載した異端尊重
      出典:『感動経営』 p96~p97 唐池恒二著 ダイヤモンド社刊

 異端を尊ぶ。
 これは私が長く、あえて意図をもってしっこくいい続けてきた信条のひとつだ。
 JR九州として、2012年に発表した中期経常計画「つくる2016」のなかでも、「成長と進化」 の概念を説きながらこの文言を組み入れた。

 JR九州グループは、情熱と勇気をもって、事業の規模を拡大していく「成長」と、組織や事業を変革させる「進化」を遂げていきます。異端を尊び、挑戦をたたえる風土をつくることで、jR九州グループとともに社員一人ひとりも成長と進化を続けます。JR九州グループは、成長と進化により、新たなお客さまをつくります。

 

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 JR九州 http://www.jrkyushu.co.jp/index.jsp  は2016年,東京証券取引所1部,福岡証券取引所に上場した。1987年の国鉄分割・民営化で発足したJR7社の株式公開は,東日本,西日本,東海に続き4社目,本州以外の北海道,四国,九州のいわゆる「3島会社」の上場は初めて。

 1987年の設立以来,本業の鉄道事業で赤字が続いたJR九州は,収益改善に向けて鉄道以外の事業の多角化を推進。駅ビル,マンション,ホテル,外食,小売り,農業などに事業領域を広げた。既に非鉄道事業収入は売上高の5割を超える。鉄道収入が大きく成長する見込みはなく,今後も不動産事業に注力しなければならない状況に変わりはない。博多駅ビルのみならず,大分駅の駅ビル「JRおおいたシティ」も昨年春開業後,順調な集客が続くなど,駅ビルという“究極の一等地”で稼ぐことのできるJRは,地元の流通業者や不動産業者からすれば,巨大なライバルである。
 




  出典:JR九州グループ 中期経営計画  2016-2018
          http://www.jrkyushu.co.jp/medium-term_business_plan.pdf
  

 


 ⇒⇒ 【公式】JR九州/上場予定 - jrkyushu-ipo.com‎ ⇒ http://www.jrkyushu-ipo.com/pc/

 ⇒⇒ JR九州グループ 中期経営計画  2016-2018   http://www.jrkyushu.co.jp/medium-term_business_plan.pdf
  

JR九州,鉄道事業黒字化にメド

  九州旅客鉄道(JR九州  http://www.jrkyushu.co.jp/index.jsp  )によると,1987年の国鉄分割民営化以来初めて,2017年3月期の鉄道事業が営業黒字になる見通し。熊本県を中心に相次ぐ地震の影響額は鉄道事業だけで約140億円にのぼるが,前期に費用を大幅に圧縮できる会計処理を実施。地震の影響を加味しても利益を確保した。

 同社は,前期末に民営化時に国から受けた3877億円の経営安定基金を取り崩した。九州新幹線の設備を保有する鉄道建設・運輸施設整備支援機構からの貸付料2205億円を一括で前払いしたほか,800億円を借入金の返済に充てた。 

 この処理に伴い,2016年3月期に5462億円を特別損失として計上。連結の最終損益は4330億円の赤字となった。だが,今期以降は圧縮した資産価値で減価償却費を算定するため,コストを大幅に減らせることから,地震の影響額を考慮しても226億円の営業黒字を確保できる見通しである。

 同社の熊本地震による影響は全体で175億円で,鉄道事業が140億円を占める。鉄道関連 設備の修復費は約80億円を見込む。加えて、運転見合わせなどによる鉄道運輸収入の減収額は約60億円と予想する。新幹線は全線復旧したが,運行本数は通常の9割にとどまる。新幹線の正常化の見通しについては, 「6月末から7月上旬を目標に徐行区間を見直し,通常に近い運行本数を目指す。」とする。

 また,中期経営計画 http://www.jrkyushu.co.jp/profile/img/tsukuru/management_plan2016-2018.pdf によると,2019年3月期に連結売上高で4000億円を目標とする。設備投資額は3年間で1900億円を見込み,鉄道事業の安全投資に650億円,成長投資に800億円を振り向ける。


●JR九州--企業概要
 JR九州は,1987年の国鉄分割民営化で誕生した。上場すれば,事業計画の策定や社長人事で国の認可が必要なくなるなど経営の自由度が高まる。

 JR九州の2015年度の連結決算は,鉄道事業の売り上げが全体の4割で,営業利益は105億円の赤字。その一方,不動産,外食など鉄道以外の事業は合計323億円の黒字である。
 同社は,2016年3月期決算で,民営化時に国から受けた3877億円の経営安定基金を取り崩し,年102億円の九州新幹線の使用料の一括前払いに2205億円,長期借入金の返済に800億円,鉄道事業に872億円をあて,財務基盤の強化を図った。また,鉄道関連の資産をほぼ全額減損処理し,鉄道事業のコストを圧縮した。こうした一連の措置により,2017年3月期は鉄道事業での黒字化を見込んでいる。

 ⇒⇒ JR九州 News Release ⇒ 平成27年度決算について
  https://www.jrkyushu.co.jp/top_info/pdf/840/002H27kessan.pdf
  
  
●経営安定基金
 経営安定基金はローカル線の赤字路線を多く抱える,北海道旅客鉄道(JR北海道),四国旅客鉄道(JR四国),九州旅客鉄道(JR九州)のJR3島会社の経営を支えるために設けられた基金であり,1987年(昭和62)に国鉄が分割・民営化された際に,上述3社に交付された。JR北海道には6822億円,JR四国には2082億円,そしてJR九州には3877億円がプールされ,基金の運用益で毎年の鉄道事業の赤字を補填してきた。
 基金の一部は独立行政法人である鉄道建設・運輸施設整備支援機構に高金利で貸し付けており,2015年(平成27)3月期に,JR九州は約126億円の運用益をあげている。


 「上場するなら国庫に返還すべき」との声もあったが,基金を返納すれば,鉄道収益は厳しくなる。そこで2016年3月期に,この基金を取り崩して整備新幹線の貸付料の一括前払い(2205億円)や,借入金の返済(800億円)に充て,残り872億円は駅設備などの投資に使うこととした。また,これを期に鉄道事業にかかる固定資産を減損処理した。
 この措置により,今後は毎期の基金からの補填はゼロになるが,代わりに新幹線の貸付料は前払い済みだからゼロになり,減価償却もしたから償却負担も軽くなった。

JR Kyushu celebrates strong TSE debut
  
     source:読売新聞(Japanese Edition)  October 25, 2016  http://the-japan-news.com/news/article/0003306800

 

 Kyushu Railway Co., or JR Kyushu, the fourth Japan Railways Group company going public, made a strong debut on the Tokyo Stock Exchange’s First Section on Tuesday.

The firm fetched the first quotation of ¥3,100, 19.2 percent higher than its initial public offering price of ¥2,600. It achieved full privatization with the stock listing.

The issue ended the first trading day at ¥2,990 after remaining above the IPO price throughout the session. It ranked top among all First Section issues in trading value and second in trading volume.

Based on the closing price, JR Kyushu’s market capitalization came to ¥478.4 billion, making its listing the second-biggest IPO in Japan so far this year, after ¥912.4 billion for free messaging app provider Line Corp., which went public on the TSE’s First Section on July 15.

In a press conference at the TSE on Tuesday, JR Kyushu President Toshihiko Aoyagi said, “We’ll pursue further growth by leveraging both our railway and nonrailway businesses.”

Land, Infrastructure, Transport and Tourism Minister Keiichi Ishii said at a press conference after a Cabinet meeting, “We hope the company will help revitalize regional economies by improving its railway services and making efforts for community building.”

On top of the railway operations, JR Kyushu runs real estate, restaurant and many other businesses.

JR Kyushu is the first to make a stock market debut among the three JR Group companies that are serving in areas outside Honshu, and are financially weaker than the three other JR Group passenger service firms that are operating in Honshu.

It offers train services in the Kyushu region. The two other firms outside Honshu are Hokkaido Railway Co., or JR Hokkaido and Shikoku Railway Co., or JR Shikoku.

For JR Kyushu’s TSE listing, the government-affiliated Japan Railway Construction, Transport and Technology Agency, or JRTT, released all 160 million outstanding JR Kyushu shares. The proceeds will be used for pension payments to retired employees of the now-defunct Japanese National Railways.

Before JR Kyushu, the three firms in Honshu — East Japan Railway Co., or JR East; West Japan Railway Co., or JR West; and Central Japan Railway Co., or JR Tokai — went public in 1993, 1996 and 1997, respectively.

The JR Group companies were born out of the April 1987 breakup and privatization of the JNR.

Aoyagi said, “The stock listing is not the goal, but the starting point toward a new stage” of JR Kyushu, adding, “We could be a guiding light toward possible future listings” of the two other JR Group firms outside Honshu.

A series of strong earthquakes that hit Kumamoto Prefecture and other parts of Kyushu in April this year damaged part of JR Kyushu’s railway network. An out-of-service Kyushu Shinkansen bullet train derailed.

 

   
JR九州のひみつ   世界から集客! JR九州・唐池恒二のお客さまをわくわくさせる発想術

 

日本初のクルーズトレインはどのようにして誕生したか。ノンフィクションライター一志治夫氏によって明かされる開発秘話『【楽天ブックスならいつでも送料無料】「ななつ星」物語 [ 一志治夫 ]
』。

 



>>>誰も知らないななつ星~密着500日「奇跡の旅」の物語~


 発売日:2014年8月29日(予定)
○ 仕 様: く本編+特典映像〉BD1枚、く本編+特典映像〉DVD1枚 計2枚
○ 価格:本体4,600円 +税○ 予約方及び受付期間 5月27日よりDVD取り扱い店にて一般予約開始
☆ 発売日より、「ななつ星 in 九州」」内でも車内限定版の販売を行う予定です

 2014-05-7-01

<作品内容>

 2013年秋、ついに走り出した日本初のクルーズトレイン「ななつ星」。取材は、この「ななつ星」という名前すらなかった、約1年半前から始まった。JR九州が突き詰めたのは、旅のあり方そのもの。豪華列車に生きる、日本を代表する職人技。

 九州各地を巡り出会う、その土地だから味わえる究極の食とやすらぎと、 悠久の歴史。これらを3泊4日、最高70万円のパッケージに昇華させるプロジェクト…。それはまさに、「奇跡の旅」の誕生だった。 

 これまでも、さまざまな企画にリーダーシッフを発揮してきた唐池恒二JR九州社長。だが、ななつ星プロジェクトに関してはこれまで以上に妥協なし。

 JR九州の代表的な特急列車のデザインのほとんどを手がけ、個性的な車両デザインを作り上げてきた水戸岡鋭治氏も、30億円をかける列車のデザインに頭を悩ませ、「自信がない」とくりかえす。それが完成したとき…水戸岡氏は男泣きした。 

 夢の超豪華寝台列車にかけた者たちの汗と涙は、どんな「苛跡の旅」を生み出したのか。誰もも知らない「ななつ星」の全てが、ここに描かれる。

2014-05-7-02



○ 発売日 20144年8月29日(予定)
○ 仕 様 く本編+特典映像〉BD1枚、く本編+特典映像〉DVD1枚 計2枚
○ 価格 本体4,600円 +税
○ 予約方法及び受付期間 5月27日よりDVD取り扱い店にて一般予約開始
☆ 発声日より、「ななつ星 in 九州」」車内でも車内限定版の販売を行う予定です

 本編は20134年1月12日、BSフジで放送された番組を再編集しています。

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  JR九州 お知らせ  誰も知らないななつ星~密着500日「奇跡の旅」の物語~
     http://qbiz.jp/apdf/e6b17189911e4ecc0e4e2a89a19e84d1.pdf

 

                  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 2013年10月に運行開始した九州旅客鉄道(JR九州)の寝台列車「ななつ星 in 九州」。この列車は,1泊2日または3泊4日で九州内を周遊する。

  ななつ星in九州は、九州を周遊して自然、食、温泉、歴史などをじっくりと満喫することを目的とした寝台列車である。博多駅発着の1泊2日または3泊4 日のコースがあり、3泊4日の場合は福岡、大分、宮崎、鹿児島、熊本というルートで九州を1周する。片道の移動やスピードを目的としていないのが、寝台特 急列車と根本的に異なる。

 

 

 >>>感動経営

 

 

感動経営――世界一の豪華列車「ななつ星」トップが明かす49の心得

 

 

“感動飢餓"の時代。
現代は、こういい表せる時代ではないだろうか。
JR九州には現在、37のグループ会社がある。
JRというと鉄道がメインだと思われるだろうが、
売上の6割を鉄道以外の事業であげている。
博多と韓国をつなぐ高速船「ビートル」、
東京・赤坂にある「うまや」などの外食店、
不動産、農業、ドラッグストアなどその分野は多岐にわたる。
順風満帆だったわけではない。
国鉄分割民営化から北海道、四国とともに
「三島(さんとう)JR」と中央では称され、逆境と屈辱を味わった。
幸いだったのは、当時の社員全員が
「このままではJR九州は必ず潰れる」
という強い危機感を共有できたことだ。
鉄道事業だけではいずれ立ちゆかなくなる、新たな活路を見出さなくては。
この思いを共にして、ちょっとやそっとうまくいかなくても歯を食いしばりながら、
明るく前向きに日々の仕事に取り組んだ。
逆境となると、もう夢しかなかった。
大きな夢も小さな夢も、みんなとはたしたときの嬉しさは、どれも格別のものだった。
そんな時間を経たからこそ、いまの私が最も大切にしているもの。
それは、「感動のない仕事は仕事ではない」という思いだ。(中略)

経営は、ひとに感動を与えるためにある。
経営は、感動することからはじまるのだ。
こんな思いで、本書『感動経営』を書き上げた。
この一冊で、読者の皆さんを感動させることができたなら、
私もまた書いた者として感動することができる。
ぜひ、素晴らしい感動の授受を。

 唐池恒二著   ダイヤモンド社刊

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