本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。
メダルラッシュのオリンピックが終わり、パラリンピックがはじまりました。
選手のみなさんには体調に気を付けて、頑張ってほしいです。
今年もとてつもない猛暑かと思いきや、雨が続いて涼しかったり、また暑くなったり気候が忙しいですね。
幸い関東では今回は水害の被害はあまり聞かないですが、いつ自然に猛威を振るわれても安心な家に住みたいですね。
ウェルビーイング
みなさん、「ウェルビーイング」という言葉を聞いたことがありますか?
医療関係の方などは、よくご存知の言葉みたいですね。
最近では、建築業界でも使われるようになってきている言葉です。
ウェルビーイング(well-being)とは、身体的・精神的・社会的に良好な状態にあることを意味する概念で、
人間の豊かな生活を表す概念とも言われています。
元々は1946年に世界保健機関(WHO)設立にあたって考案された憲章に含まれていた概念だそうです。
WELL(ウェル)認証
人の健康やウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好であること)”の視点で建物の環境・エネルギー性能と利用者の健康・快適性を評価するシステムで、空気・水・食物・光・フィットネス・快適性・こころという評価カテゴリーがあります。
こちらは国際的な評価基準であり、該当する建物の不動産価値を数値で見ることができます。
日本では、主にオフィスビルなどに対してこのウェルビーイングを向上させようという動きが進んでいます。
WELL認証の建物で生活するメリット
現代人は建物の中で仕事をしたり、生活をしたりする時間が多いです。
その建物が肉体的にも、精神的にも健康に、豊かに生活できる環境であることで、例えば空気がよければ喘息になるリスクが減ったり、快適性が上がればそれだけ心身ともに負担の少ない生活を送ることができます。
日本では一般の住まいへの本格導入はこれからですが、海外ではすでに賃貸マンションに導入されているケースもあります。
日本でもこれからより豊かに生活できる環境づくりとして、WELL認証が増えていきそうです。
ウェルビーイングを見据えたZEH住宅
こちらは介護される障がい者の方と、介護する側の健康や暮らしやすさを考えたプランニングの家です。
太陽光発電システムと車いす対応の省エネ住宅(グリーン化補助金対象)
居室全てが南側を向いた明るい間取りで自然の「光」がちょうどよく入ります。
車いすのご主人のため、移動空間を広くとり、生活動線がスムーズになるようにプランニングしました。
同時に介護する奥様もこれから年齢を重ねていくことを考えて、お施主様立会いの下に手すりを付けました。
太陽光発電システムを設置した、グリーン化補助金対象の省エネ住宅でもあります。
施工事例はこちらからご覧ください。
介護される側のことを考えたプランは世の中に多く存在するのですが、
現場のお客様の声を聞くと「介護する側」の負担をなるべく軽くしてほしいというご要望を多くいただきます。
介護する人も年を重ねていきますし、日々の負担も大変なものだと思いますので、
このようなご要望にはしっかりお応えしていきたいです。
一般住宅のWELL認証はまだまだこれからですが、
これからも肉体的にも、精神的にも健康に、豊かに生活できる環境の家づくりをより一層ご提案してまいります。