COM君は「将棋を知っている」のでしょうか?
今のところはまだ半分「Yes」で半分「No」ですね。
「Yes」の部分は、まずは「将棋のルールと定跡」を知っている事ですね。
それから「どうやったら相手に勝てるか」を知っているのであります。
「No」の部分は「「自分が知っている」ということをまだ知らない」事ですね。
あるいは「「何を知っていて何を知らないか」を知らない」といってもいいでしょう。
でもこの部分は今の技術で十分に実装可能な事です。
たとえば「自分はどのくらい強いのか」とか「羽生さんはどれくらい強いのか」とかいう情報はメモリすることが可能ですね。
あるいは対局の勝率からランキングを自動計算しておけば済むことであります。
そうして質問されたらそれらを検索して回答することができます。
次に「将棋の歴史」とか「将棋連盟の事」なども同様であります。
それから「どのように将棋を勉強したのか」とか「流派は何か」なども回答可能ですね。
始めの質問には「学習に使った棋譜」を提示すればよく、次の回答は「ボナンザ流」とすれば済ですか。
そのようにプログラムされたCOM君は「我々人類が将棋について知っているのと同等のレベル」で質問に答えてくれます。
そうして実際に将棋を指せば大抵はCOM君が勝ちますね。
さあそうなるともはやCOM君は我々と同じように「将棋を知っている」としてもよさそうであります。
あるいは「将棋については人類と同等の知性がある」と。
さてそこまで進化したCOM君ではありますが、答えられない質問があるのです。
「あなたは将棋が好きですか?」と聞かれると困ってしまうのですね。
そうなのです。
COM君は今はまだ「自分が将棋を好きなのかどうか」を「知らない」のでありました。
PS
「電王戦記」はこちらから入れます。
今のところはまだ半分「Yes」で半分「No」ですね。
「Yes」の部分は、まずは「将棋のルールと定跡」を知っている事ですね。
それから「どうやったら相手に勝てるか」を知っているのであります。
「No」の部分は「「自分が知っている」ということをまだ知らない」事ですね。
あるいは「「何を知っていて何を知らないか」を知らない」といってもいいでしょう。
でもこの部分は今の技術で十分に実装可能な事です。
たとえば「自分はどのくらい強いのか」とか「羽生さんはどれくらい強いのか」とかいう情報はメモリすることが可能ですね。
あるいは対局の勝率からランキングを自動計算しておけば済むことであります。
そうして質問されたらそれらを検索して回答することができます。
次に「将棋の歴史」とか「将棋連盟の事」なども同様であります。
それから「どのように将棋を勉強したのか」とか「流派は何か」なども回答可能ですね。
始めの質問には「学習に使った棋譜」を提示すればよく、次の回答は「ボナンザ流」とすれば済ですか。
そのようにプログラムされたCOM君は「我々人類が将棋について知っているのと同等のレベル」で質問に答えてくれます。
そうして実際に将棋を指せば大抵はCOM君が勝ちますね。
さあそうなるともはやCOM君は我々と同じように「将棋を知っている」としてもよさそうであります。
あるいは「将棋については人類と同等の知性がある」と。
さてそこまで進化したCOM君ではありますが、答えられない質問があるのです。
「あなたは将棋が好きですか?」と聞かれると困ってしまうのですね。
そうなのです。
COM君は今はまだ「自分が将棋を好きなのかどうか」を「知らない」のでありました。
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