窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

電王戦・電王軍団VS豊島@YSS

2014-04-28 09:28:31 | Weblog
いやいや、またしても豊島くんの勝ち。

いったいどれほど柔らか頭なのかね彼は。

YSSを利用して電王軍団(ポナンザ+ツツカナ+習甦)に勝利です。


そうして結論は「COM君は話し合いができない」ということですね。

COM君が出来るのは単なる多数決。

全然議論していないね、ざんねんだけれども。

なにやらロシアとアメリカのように「自分を主張する」のみでありました。

そうして、お互いに足を引っ張り合って勝負に負けてしまいました。


人間がリーダーの場合は、「見解の多様性を生かす事」ができますね。

いやいつも生かせるのではありませんが、目標が明確ならばベクトルを合わせられると。

そうできれば「人+COM君」は「COM君多数決」を凌駕できそうです。


さてこれは当然の結末でもありますか。

人は自分の読み筋の上にたってさらにもう一つ上のレベルのメタ思考が可能なのです。

「私はこう考えるが、COM君はこうだ」と。

そのうえで「どちらが本当にいいのか」の判断ができます。

そういうメタ思考ができるのですね。


でも今回、ドワンゴ超会議が準備したのは単なる「優先順序付き多数決システム」でありました。

そうしてみごとに「話し合いが出来ないシステム」の「ダメさ加減」を見せてくれましたね。


性格のちがう3つのCOM君の意見を聞きながら3つの案から最善手を導き出す。

そういう「本当の合議システム」に至るまでの道のりはまだまだ遠い様でありますね。



PS
「単体ではレート3000程度のCOM君を3つ、単純多数決合議させるとレートが2700程度になる」という未確認情報があります。

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STAP細胞論

2014-04-26 10:53:04 | Weblog
STAP細胞論

1、STAP細胞・小保方騒動

2、STAP細胞・バンドエイド貼り

3、STAP細胞・副センター長会見

4、STAP細胞・「角を矯めて牛を殺す」NHKの報道

5、STAP細胞・論文の改ざん

6、STAP細胞・「報道不正」してませんか?NHKさん

7、STAP細胞・残念な結末


PS
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電王戦・COM君は思考するか

2014-04-24 12:14:18 | Weblog
我々人間が「思考する」のは当たりまえすぎてそれについて改めて「考える」のはなかなか難しいことであります。

でもやねさんに言わせれば「人間の知的作業のほとんどは、何らかの点数を最大化するという、探索を伴う最大化問題に帰着される」となります。<--リンク

それでも「将棋ソフトの応用でボカロを作ろう」というのは相変わらず「べらぼうな話」ではありますがね。


さて、「人が考える」(事が出来る)のは「自分の脳のおかげである」というのは多くの人の常識ですね。

その脳の中のプロセスは通常はシナプスの「生体ー化学ー電気反応」として理解されています。

それで、極論すれば思考とは「脳が作り出す電気信号パターンのつながり」とこうなってしまうのです。


この脳で発生している過程は神秘主義やら魔法やらが入り込む余地はなさそうで、厳密に物理・化学法則に従っている様に見えます。

そうして脳はノイマン型COM君とは設計思想と動作原理は異なりますが、それでも一種の「情報処理装置」とみなせます。<--リンク


さて、チューリングによれば原理上は「すべての計算機(コンピュータ)は等価である」となります。<--リンク

そうなると「脳が物理法則に従って動く情報処理装置ならばCOM君も同じことができる」とそういう訳であります。


そういう訳で将棋というボードゲームの世界ではありますが、「COM君は立派に我々人間の思考をエミュレートすることに成功した」というのが第3回電王戦の結論でありました。<--リンク

このことは将棋語を話すことでは「ネイティブに近いプロ棋士」が多くの場所で証言していることからも明らかなのであります。<--リンク

PS
たとえば「森下卓と戦った森下卓」<--リンク


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・放射線量コントロール39 ・「国がだました。」

2014-04-19 14:18:23 | Weblog
非難指示が解除されて家に戻った人の声です。

戻ってから「実は年間1ミリ・シーベルトを超えてました。」の発表に怒りました。<--リンク

そりゃそうですよね。

「安全になった」から「非難指示が解除された」と普通は思いますもの。

でも実際は違ってました。


その上この調査結果、実は半年前にまとまっていましたが公表されませんでしたね。<--リンク

相変わらず「国にとっての不都合な事実」は発表されません。

あれだけの原発事故を起こした責任が国にもあるのにこのありさまです。


支援チームの田村厚雄・内閣府参事官は「昨年の推計値は調査途中のものだった。

線量の高い所があったから公表を見送ったわけではない」だそうです。<--リンク

見事な官僚のご返答であります。

「法律違反や職務違反はしていません」と。

まあいつも政治家というのはこの通りでありますね。

「不都合な真実」をみずから公表する政府などはどこにもありませんものねえ。


そうして「住民の安全が第一ではない事」がまた明らかになりました。

「原発の安全が第一」ですね。

「ハイテクのかたまりの原発の安全」がなりよりも大事だと。

そういう訳であります。


「原発は安全だからこれからも稼働させます」という政府ですからね。

「お金をかけて作った発電所は動かさないといけない」と。

住民の安全などは「二の次」なのでありましょう。

そうやって「住民の安全」はないがしろにされていくのでありました。


PS
原発避難解除でも帰還2割、子供は4人のみ<--リンク

PS

両機関は福島県田村市、川内村、飯舘村の民家や農地、学校など7種類の生活空間から計43カ所を選定。

1カ所につき数十地点で空間線量と個人線量をそれぞれ測定した結果、個人の被曝線量は、空間線量の約7割の傾向にあることがわかった。<--リンク


さて、これは何をいっているのでしょうか?

「従来の安全委員会係数は0.6でした。

でも実際に調べたら福島の場合は0.7でした」と言っているのですね。


さて0.6の計算方法は以下の通りでした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
屋外ですごす時間は1日の内で8時間だそうですので、安全委員会
係数を0.6にするには家屋の減衰率を0.4にします。

そうすると安全委員会係数=(8/24+16/24*0.4)=0.6となります。


さて、いままでは減衰率は0.25でしたのにここにきて0.4になったのはどういう
理由かは不明です。

いままでの公開されている説明文では、家屋の減衰率は0.1~0.25までで
0.4という数値は今回が初めてです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それで安全委員会係数を0.7にする為には家屋の減衰係数は0.55となります。

最初は0.25で次が0.4、それでじっさいは0.55だったということです。

「家の中では放射線量が外部の4分の1になる」というのが最初の想定でした。

でも実際、福島の家屋では「半分程度にしかならなかった」とそういう訳であります。


さて、それでは0.7を使って被ばく量を修正しなくてはいけません。

・・計画避難最終日(5月31日)での被ばく結果まとめ(空間線量実績値)

・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の被ばく量1.253m・Sv
・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量2.20m・Sv
・・福島市(北西65km)の被ばく量6.01m・Sv
・・北西30km超え地点の被ばく量64.7m・Sv
・・北西20km超え地点の被ばく量126.2m・Sv

・安全委員会係数0.7を考慮するとこうなります。(個人被ばく量)

・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の被ばく量0.877m・Sv
・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量1.54m・Sv
・・福島市(北西65km)の被ばく量4.21m・Sv
・・北西30km超え地点の被ばく量45.3m・Sv
・・北西20km超え地点の被ばく量88.3m・Sv

(政府・文科省発表資料と整合しない理由は4月27日記事を参照願います。)<--リンク
  
 
さすがに100ミリ・Svは超えませんでしたが、89ミリ・Svというのはかなり大きな値でありますね。


PPS
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STAP細胞・「角を矯めて牛を殺す」NHKの報道

2014-04-19 10:37:48 | Weblog
小保方さん会見の後のNHKの「クローズアップ現代」。

どうも理研の調査委員会が「不正だ」と決めたことを裏付けるのが目的のような内容でしたね。

「こうやってカット&ペーストで簡単にねつ造ができますよ」とデモンストレーションまでやってくれました。


それから国内20名の科学者にアンケートしてましたね。

そうして都合のいいところだけを取り出して「科学者の皆さんはこう言ってます」と。

まあこれはいつものやり方ではありますね。

さも公平なふりをして「自分の言いたいことを他人に代わりに言わせる」と。

まあそういう訳であります。


それで、分からないのは「そうやって小保方さんを叩いていったい何のメリットがNHKにあるのか」ということですね。

それとも何か上から圧力がかかりましたか?

「さっさとこの件が終わるように世論を作り出せ」と。

「そうしないと理研優遇法案が通らんだろう」ですか?


あ、いやいや、これは単なる「個人的な邪推」というやつですから気にしないでくださいね、NHKさん。

「証拠を出せ」と言われても観察ノートもありませんし、生データなぞはもちろんございませんからね。

しかし小保方さんをボストンに追い出す手伝いをするのはどうにも「国益に反する」ような気がするのですがねえ。


古人も申しております。

「角を矯めて牛を殺す」とね。

「小さな欠点を無理に直そうとして、かえって全体をだめにすることのたとえ」だそうですよ。

NHKにおかれましては、どうかもう少し国益というものをよくお考えの上での番組制作をお願いします。


PS
ストーカー行為までして、小保方さんにけがをさせてまで作りたかった「Nスぺ」見ましたよ、報道部長さん。

お得意の手法による、みごとな(?)検証番組でありました。


最初の映像はまさに「NHKに追われてタクシーでホテルに逃げ込む小保方さん」映像そのものですか?

よくもまあ恥も外聞もなく使いましたねえ。


それから若山さん映像。

あの報告は間違ってました」とのことでしたが、この映像もしっかりとお使いの様です。<--リンク

これは視聴者を完全にバカにしていますね。

「どうせ(視聴者には)わからんだろう」と。

そういうことでありますか。


これ「論文不正」ならぬ「報道不正」には当たりませんかねえ。

それともやっぱり「他人にはきびしく、自分には甘く」ですか。

そういう訳で「正義の味方気取りのNHKさん」には「ときどき嫌気がさす」のでありました。


PS
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電王戦・恩返し

2014-04-18 09:02:36 | Weblog
師匠に弟子入りしてついには師匠を凌ぐほどになるのを「恩返し」といいます。

そういう意味では随分とCOM君は師匠筋に「恩返しをしたこと」になりますね。

そして、なぜかあまり師匠筋からは喜ばれませんでしたがね。


やっぱりお弟子さんは人類でないとだめなのでしょうかねえ。

COM君も同じように「先達の棋譜」を見て学習しているのですけれどもね。<--リンク

でも将棋語を人類並みに使いこなせるのですから、もう少しCOM君のことも認めてあげなくてはいけません。

そうでないとあまりにも「了見が狭い」というものです。

それともやっぱり「地上最強」という肩書きが邪魔をしますかねえ。<--リンク


さて、COM君に負けることを「ウサイン・ボルトでも原付バイクにまける」とたとえる人がいます。

だから「たいしたことではない」と。

いやいや原付バイクと比較してはいけませんね。

ボルトと比較するなら「アシモ」であります。

想像してみて下さい。

将棋でCOM君が屋敷さんと競い合った姿は、アシモが100m走でボルトと並んで走ったかのようなものでありますよ。


ちなみに今のアシモ君は100mを40秒で走ることが出来ます。

他方ボルト君は9秒77で走り切りますね。

そしていつの日にかアシモもボルトと併走できるようになるのでありましょう。

将棋界では一足早くそういう事が現実になった訳であります。


そういう訳でCOM君は「原付バイク」ではありませんね。

まだまだ全体像はみえてきてはいませんが、最終的にはアトムの誕生につながるものなのであります。<--リンク


PS

500光年先に地球と似た惑星をNASAが発見しました。<--リンク

そこにも人が住み将棋をやっているやもしれません。

そうではありますが、我々の星系からはとても離れていてネットを使っても対局できそうにもありませんね。

そういう訳でCOM君の存在は人にとってはかけがえのない好敵手なのであります。<--リンク

そのあたりの意味もよく考えてみる必要がありそうですね、連盟さん。<--リンク


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STAP細胞・副センター長会見

2014-04-17 08:30:34 | Weblog
一人の「ひらめきと根性と幸運の持ち主」である若い女性が大きな発見をしてしまったらしい。

でもその発見に見合うだけのデータ整理力と証拠保持能力、それから論文記述力がありませんでした。

そして、それをカバーするはずのシニア研究者の方々もあまりの発見の大きさに興奮しすぎて、ついわきが甘くなりました。

昨日の副センター長の会見は、「組織の論理」と「研究者の信念」との間で股裂きにあっている人の姿そのものでありましたね。<--リンク


最初にNatureに投稿した論文は見事にNGでした。

それから約1年間のNature査読との戦いが始まります。

副センター長が参戦されたものその頃でしたね。

そうやってようやく受理された論文でした。


世界中で追試が始まりましたが、どこもうまく再現できませんでした。

そうして論文そのものに疑いの目が向けられます。

それで実際にはところどころにミスがありました。


さて、最初は理研の発表に大喜びだったマスコミや視聴者は見事な「手のひら返し」を見せてくれました。

今度は一斉に非難の声をあげます。

それにビックリしたのが理研とそれから安倍さん内閣でしたね。

「早く火を消さないと理研優遇法案が通らない」と大慌てであります。


本当はこの時に2つの道がありました。

一つは小保方さんを擁護する立場で、内外の批判に答えて情報を出してゆく事もできました。

「理研もいっしょに泥をかぶりましょう」というスタンスですね。

もう一つはご存知の通りの「トカゲのしっぽ切り」であります。

そうして選ばれたのが残念ながら「トカゲさん」でありましたね。


それで調査委員会の発足となりました。

そうして調査報告書が出来上がりました。<--リンク

このミスを調査委員会は「悪意をもって行われたもの」と断定し、小保方さんは「単なる論文作成上のミス」と言っております。<--リンク


さて、共著者の笹井さん、若山さん、丹羽さんは調査委員会の報告をうけて「論文は撤回しましょう。」といいましたが小保方さんは同意しませんでした。

理研は「研究者倫理の向上」を目的とした委員会を始めました。

それから、「Nature合格の100点満点をこえて150点を目指した検証」を1年計画で行うそうです。


さて、以上の話の中で本当に大切にしなくてはいけないことはなんでしょうか?

理研優遇法案でしょうか?

研究者の倫理向上でしょうか?

画像挿入ミスのない論文を書く技術でしょうか?

データ整理の方法でしょうか?

証拠保持力の向上でしょうか?

ノートをちゃんと詳細に書く習慣でしょうか?

得点が150点の検証計画でしょうか?


いやいや、そんなものいくらあっても最初の種を見つけることが出来なければ何の役にも立ちません。

そうして種をみつけることができるのは、「ひらめきと根性と幸運の持ち主」だけであります。


理事長さんの主張は「未熟な若い研究者が間違いをおかしただけ」でしたね。

「あんた一人が悪い」とそういう訳です。

他方Vacantiさんは「ボストンに戻っておいで。」と言いました。


さていったいどちらが物事の本質を理解しているのでしょうね。

そうして、いったいどちらの態度が将来の国益の増加を担保しているのでしょうか?

理事長さん、単に「理研優遇法案」を通すことが「優先順位の1番」という程度ではねえ、先が思いやられますよ。


そうして「人の批判が得意技」のマスコミとゴシップ大好きな日本国民。

「批判ばかりされる所よりは理解してくれる所にいたい」と思うのは人情であります。

そうやって小保方さんは日本を離れてボストンに行ってしまうのでありました。


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電王戦・もう一つの頂上対決

2014-04-16 09:09:01 | Weblog
森下さん曰く「ヒューマンエラーがなかったら、COM君には負けない」と。

つまりは「人間の大局観の方がCOM君の大局観を上回っている」と言っているのです。

それで「証明して見せるから盤駒を使わせろ」という訳ですね。<--リンク


さて、電王戦は体重制限ありの「階級戦」になってしまいました。

それじゃ面白くありません。

無差別級を復活させましょう。


という訳で、かたやポナンザ・クラスター。

こなたプロ棋士軍団(盤駒+合議制+時間無制限)での一本勝負。

これで究極の「大局観の勝負」ができます。

どうですか、連盟さん。

是非とも「受けて立っていただきたい」と思います。


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電王戦・点と線

2014-04-15 08:39:09 | Weblog
松本清張の推理小説ではありません。

人とCOMの読み方の話です。

人は線で読んで、COM君は点で読むと。

まあ、棋士さんはそう表現しますね。


でも、実際はCOM君は線で読んでいるのですよ。

まったく人とおんなじです。

では、なぜ棋士さんはああいう表現をするのか?

一つの筋からまったく違う筋に躊躇なく切り替えるのがCOM君です。

そして、その切り替えに棋士さんの認識がついていけないので「点で読む」と表現するのですね。


人の場合は複数の筋を読んで「これで行こう」と決めるとそれに優先権を与えます。

そうしてほかの筋にはマイナスの係数がかかります。

それでそれらの筋は棋士さんの意識にはのぼりにくくなるのですね。

これは自動的にそうなるので、なかなかコントロールすることが難しいのです。(注1

まあこれも一種のアンカリング効果とも言えるでしょうか。<--リンク


他方、COM君にはそのような特性はありません。

つねに見渡せる限りの水平線までを全探索して、最適手順をみつけます。

そして、さっきまで右側に行くつもりだったのが、次の手番で左側の評価値が高くなっていればなんの躊躇もなしに左に行きます。

そこには何のアンカリングも思い込みもありません。

こうして最終局の「香」や「銀」の打ち込みが選択されたのであります。

これは人間にとってはまさに脅威であります。


人と人の対局では、お互い暗黙の了解の部分があります。

「そんな手はご法度だ」とか「悪手だ」とか言われている所ですね。

ですから、お互いにその部分は読みません。


そうなるように長年に渡って訓練してきたのですからね。

当然、そうなります。

そしてこれは、人対人では「読み筋の効率的な枝刈り」としての長所になります。

でも対COM君では見事にひっくり返って「弱点」となりますね。


どうも「COM君の持っている評価関数の大局観の方が人間の大局観よりも広い」という感触があります。

どうしても人間が筋を読む時には「無意識の枝刈りで探索しない、出来ない所」が発生してしまいます。

でもCOM君はそんな「思い込みや決めつけ」はなく、全てを公平に広く読みます。

これがCOM君と戦う上での「本質的な難しさ」を生み出します。


それに加えて人間は終盤になると疲労がたまって判断ミスをしやすくなります。

この状態でCOM君に勝ちきるのはなかなか大変なことなのであります。

そういう事を屋敷さんは教えてくれたのでありました。


(注1)日経サイエンス5月号に「アインシュテルング効果」として紹介されています。<--リンク

PS
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STAP細胞・バンドエイド貼り

2014-04-14 08:32:00 | Weblog
バンドエイドづくりを急がないと国の要求に間に合わないと理研さん、大慌ての模様です。


STAP念頭に再発防止を急ぎ提言…理研改革委
・・・・
理研は、公的な研究機関の裁量を広げる新制度「特定国立研究開発法人」の指定を巡り、国から4月中の再発防止策を提出するよう求められている。

岸委員長は「理研から『4月中に再発防止策をまとめて欲しい』と言われた委員もいる」と明かした。
・・・・
2014年04月13日 The Yomiuri Shimbun<--リンク


やっぱりどう考えても「理研優遇法案」からみですね、今回の「トカゲのしっぽ切り」騒動。

おおかた安倍さんご推進の「成長戦略」とやらの広告塔ですか、この法案は。

そしてめでたくも理研の利益と安倍さん内閣の利益が一致したと、そういう訳ですね理事長さん。


それで若い研究者の事などは「知ったことではない」と。

まあ皆さん大人ですからそのくらいは「へ」でもありませんか。

臭いものにはふたをして、傷口はバンドエイドで応急手当。

「これで理研は正常になった」と。

手際の良い仕事ぶり、まことに恐れ入る次第でありまする。


PS
他人の非は責めて自分には甘い。

まあ所詮人間はこの程度ということですね。<--リンク


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