NHKをはじめとして、マスコミ諸君は「何でワクチン接種が流行のピークに
間に合わないのか?」という指摘なり、問を出さないのか不思議ですね。
流行のピークが「10月上旬」でワクチン接種が「10月下旬始まり」。
単純に「こんな不手際になったのは何故?」と、どうして聞かないのか?
追及しないのか?
別にマスコミ諸君に「答え」を要求しているわけではない。
問題点を「ちゃんと指摘しろ」とは要求するけど。
今回のミスは、新型インフルエンザの流行シナリオを季節性インフルエンザと
同じと決め付けた専門家の先生方の判断が原因。
敵が前からくるのか、後ろから来るのかわからない時は、しょうがないから
両方の守りを固めるもの。
それを「前からくる。」と専門的知識と経験で判断したのですよね。
秋から冬にかけて流行が始まると決め付けた。
だから最初に季節性インフルのワクチンを作り終えて、つぎに新型インフルの
ワクチンを作っても大丈夫、間に合うと読んだ。
でもそれは今から見れば読み違い。
その読みが「判断を下した時点で妥当であったか否か」は
問われなければいけない、検証されなければいけないことです。
「独断と偏見」による判断だったのか、それとも可能なかぎりの検討をし、
客観的に出された、その時点では「妥当な判断」だったのか。
その起点になるのがマスコミ諸君の問いかけのはず。
「のりピー」問題もいいですけれど、こちらにも少し「好奇心」と「突っ込み」を
入れてほしいものですね。
問いかけすらあきらめていたら、「進歩」なぞは何時までたっても望めませんから。
PS
なんで毎週金曜日の夕方に厚生省が記者会見を開いて「先週は15万人でした。」
というのか、わかりました。
本来は次の週の火曜日の夜に速報値をHPにアップするのですが、
それを待っていると「先々週は15万人の方が受診です。」という
あからさまに間の抜けた発表になり、仕事が遅いのがばれてしまうからです。
それを嫌って、「先週は、、、。」と言える最後の日が「金曜日」だったんですね。
御苦労さまでした、感染研さん。
来週もよろしく。
PS
7人目の方が亡くなったようです。
これで30日現在の死亡率は0.014%になりました。
インフルエンザ死亡率
新型インフルエンザ 0.4%(世界平均)
アメリカ 0.5%
カナダ 0.31%
オーストラリア 0.19%
韓国 0.1%
イギリス 0.04%
日本 0.014%
季節性インフルエンザ 0.1%
アジア風邪 0.5%
スペイン風邪 2%
日本の死亡率は今のところ最大で0.015%ですので、
長寿国ニッポンの面目躍如ですね。
PS
政権交代が実現しました。
実現させた「国民」に座布団5枚です!
「選挙で政権交代できる。」
誰もが知ってることですが、知ってることとやれることは全く別次元の事です。
「国民の安心・安全が大事。」と言いながら実現できず、へまばかりの
麻生さん、舛添さんを見ていればわかりますよね。
でも、今回はきっちりと「政権交代」させました。
ようやく「誰が主役」なのか、国民も政治家も体得したようです。