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第1弾:蒼い時のドリームキャッチャー<1>

2019-12-20 12:28:50 | 第1弾:蒼い時のドリームキャッチャー




幼き頃の直也と久美子のメリークリスマス

幼い頃の直也と久美子は、イベントや行事が大好きだった。
両親や友達と過ごすが、久美子と一緒に過ごす事が多かった。

特にクリスマスは、大きなイベントがあった。
サンタクロースに会えるのが、とても嬉しかった。

「サンタさんはどこから来るの?」

久美子は、サンタクロースに声をかけるが、
サンタクロースは笑顔で、その場をしのぐ。

紙で作られた赤と緑の大きな靴下を直也と久美子に渡す。
「メリークリスマス!」大きな声で。
直也と久美子も、大きな声で「メリークリスマス!」と答える。

保育園にもクリスマスツリーはあったが、
直也の自宅の中庭には、大きなクリスマスツリーがあった。
中庭の縁側に座り、直也は久美子と過ごす。

目の前の杉の木には、小さな光がちらちらと輝き。
スポットライトがツリーを照らす。

「ねぇ、直兄ちゃん、なんだろう」
「あぁ、雪が降ってきたね」
「とってもきれいねぇ」
「あぁ、クーコと一緒だね」

久美子は直也の顔を照れながら見つめる。
直也は、ずっと雪の降る空を眺めていた。
久美子は、ずっと直也の横顔を見つめる。

「直兄ちゃん」

久美子は直也の手に暖かく優しく触れた。
「いつも一緒だよね、直兄ちゃん」


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