幼き頃の直也と久美子のメリークリスマス
幼い頃の直也と久美子は、イベントや行事が大好きだった。
両親や友達と過ごすが、久美子と一緒に過ごす事が多かった。
特にクリスマスは、大きなイベントがあった。
サンタクロースに会えるのが、とても嬉しかった。
「サンタさんはどこから来るの?」
久美子は、サンタクロースに声をかけるが、
サンタクロースは笑顔で、その場をしのぐ。
紙で作られた赤と緑の大きな靴下を直也と久美子に渡す。
「メリークリスマス!」大きな声で。
直也と久美子も、大きな声で「メリークリスマス!」と答える。
保育園にもクリスマスツリーはあったが、
直也の自宅の中庭には、大きなクリスマスツリーがあった。
中庭の縁側に座り、直也は久美子と過ごす。
目の前の杉の木には、小さな光がちらちらと輝き。
スポットライトがツリーを照らす。
「ねぇ、直兄ちゃん、なんだろう」
「あぁ、雪が降ってきたね」
「とってもきれいねぇ」
「あぁ、クーコと一緒だね」
久美子は直也の顔を照れながら見つめる。
直也は、ずっと雪の降る空を眺めていた。
久美子は、ずっと直也の横顔を見つめる。
「直兄ちゃん」
久美子は直也の手に暖かく優しく触れた。
「いつも一緒だよね、直兄ちゃん」
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