ポエムストーリー物語詩：風の人が描くもの

道の片隅に視線を
感じた事がある
ふと見ると
一直線の水平線の先
曲線の二重の虹
見つめていた
ふと見ると
見つめる先に
何を見ているのか
何を見て何を
考えているのか　

それは何かは
誰もわからない

時の流れの中
かすれた声の風
密かな声で語り
時の流れの中
かすれた声
風のように
ひそかな声
歌っていた

悲しい時
何故だろうか
誰に語りながら
詩っているのか
わからない
心の片隅で
何故か勇気づけられ

見ているものは違う
感じているものも違う
聴いているものも違う
触れ合うことも違う
かすかな想いも違う
歩いている道も違う

時の流れの中で
かすれた声で風のように
細かな声で語っていた
時の流れの中で
ひそかな声で風のように
微かな声で歌っていた

白いキャンバスを前に
一本の筆を持ち
立ち尽くす風の人
その人の瞳には
何が映ってるのか

今見ているものは
現実の夢
未来の夢
願望の夢
奇跡の夢

白いキャンバス
一本の筆を持ち
立ち尽くす風の人

白いキャンバス
風の人が描くもの
それは自分の心
きっと


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