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投稿者は「住み替え」は最後の手段にすべきで、できるだけ長く住み慣れた住まいに住み続けるべきと考えています。ですから、住み替え事業は、住み続けられなくなった高齢者に絞った事業にすべきで、広い家が管理しにくいからということは事業を正当化する理由にはならないと思います。
高齢者が高齢者向けの住居に住み替える場合の問題点として投稿者が考えるのは、役割の変更です。住み続けた住居に住まう場合は、高齢者の役割は「主人」です。自分の住まいのルールは自らが作ります。食事を例に取れば、食事の時間は自らが決め、食事の内容も(大変ですが)自らが決め、というように自分の思うようにできます。一方、高齢者向けの住居に住まう場合は、高齢者の役割は「客」です。住まいのルールは事業者が決めます。食事の例では、食事時間は決められ、食事の内容も事業者が決めます。その事業者が作ったルールに従うことになります。高齢者向けの住居で「○○様」と呼ばれているシーンをテレビで見たことがありますが、「客」としての立場をハッキリと示しています。(続く)
(投稿者のURL 「老後と住まい」http://www.rougotosumai.com/ )
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