高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢期リテラシー ━高齢者住宅━

2021年01月05日 | 高齢期の備え
・昨日のブログで高齢期の知識を身につけて自衛することが重要という記事を書きました。そこで高齢者住宅について投稿者が考えるところを投稿したいと思います。

・住宅は、安全安心に暮らす場所ですが現役時代と高齢期では安全安心の意味が異なります。現役時代の安全安心は、家族の団らん、仕事や通勤の利便性などが重要視されます。一方高齢期のそれは、衰えた心身でもつまづき転倒のリスクが少ない(バリアフリー)、介助や介護が受けられるなどが重要視されます。
・もし、介助や介護が必要になったとき、自宅ではそれらを受けられない状況であれば、高齢者住宅に「住み替え」ざるを得ないこともあります。

・「住み替え」は現役時代と高齢期では意味するところが違います。住まいの自分自身の立場は、現役時代には「主」人や「主」婦で、住み替えたとしてもその立場は変わりません。しかし、高齢者住宅では介助や介護を受ける「客」体となります。主客転倒が起こります。

・もちろん、止むを得ず住み替えるのですから、主客転倒は受け入れざるを得ないのですが、この「受け入れざるを得ない」ことを「事前」に覚悟しておくか否かで、その後の高齢者住宅で暮らす上での気持ちの整理がつきやすくなると思います。

・さらにこうしたことを意識することで、現役時代に高齢者住宅への住み替える可能性を小さくする努力、たとえば暴飲暴食を減らす努力、禁煙といったモチベーションも大きくなります。

・それでも高齢者住宅への住み替えのリスクはなくなりませんから、住み替えたときのリスクを知っておくことも有益だと思います。次回からこのリスクについて述べたいと思います。(これらは過去のブログで掲載してますが、もう一度取り上げます)


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