思うところあって「徒然草」を手にした。
震災後の3/24の新聞に辻井喬さんが第七段「世は定めなきこそいみじけれ」と、震災に対する指導者の姿勢を問うた。
そして、8/23には松本彰男さんも同様に第七段のこの言葉を取り上げていた。
以前からじっくり読んでみたいと2006年に藤本義一さんの本を手にしたがなかなか読みきれないままでいた。震災後に二人の作家が偶然にも同じ言葉を取り上げ、どうしてだろう?と、このことに”惹かれ”私にとって思い扉をこじあけ徒然草の世界へ入ってみた。
偶然か必然かはどちらでもよく、きっかけとなったこと、機会を得たことが嬉しい。
藤本流に言えば、何かに集中して記憶するときにシータ-波が出て脳細胞が増えるとの事で、古典と一緒に脳科学の本も同時に読むのだそうだ。若いころの読んだ本を読み返すことで新たな発見もある。そしてこの時期が定年を迎える60代からが一番効果が出る読書法とある。
何でもよいほうに解釈して、ちょうどいろいろ読んでみたいと思っていた時で我が意を得たりというところ。古典の世界に入っていくこともトラッドなのかな。
脳のことは九州のDr.Mにご教示願わねばならない。
ここで徒然草の話ができるとは思いもよらず、嬉しい限りです。150段はしっかりやらなきゃと自分を律するところがありますね。
アンでパンダの作品は二つは何とかまとめました。僕も楽しみにしてますよ!
今回の徒然草も以前から興味ありました
僕の場合は仕事がら55段です
「家のつくりやうは夏をむねとすべし」
ここから始まる段です。
頭の隅では考えいても電力エネルギーに頼ってクーラーがあるからとこの考えを無視してきました。
節電・省エネを考えると蒸し暑い日本では先人の知恵だとと思います。
これもある意味トラッドでしょうか。
千利休の「四規七則」もそうですね。
冬は暖かに夏は涼しく
今55段を改めて読んでいます。こちらこそありがとう。