日経新聞の講演会へ。
今日は藤原正彦さんのお話を楽しみに参加しました。
冒頭から20年近くの不況は世界であり得ない❗と。
政治のカラクリがあると。改革、改革とグローバリズム、新自由主義が台頭、自由のどこが悪いと、このことが格差を生んでいる❗帝国主義は武士道精神に恥ずべきことだと。
テレビ、新聞に同調してしまい国柄が壊されてしまった。
初等教育の重要性、最も重要なのは国語❗母の語る言葉を大事にして、それからが外国語です。
独創性が大事で野山を走り、昆虫採集といったことが大切です。
かつて日本は金銭至上主義から最も遠い国だったんです❗
金持ちは威張っていなくて、貧しい人は卑下していなかった。
武士道精神…日本人の持つ情緒と形、美的感受性は素晴らしいんです❗
この情緒と形を持って何事にも臨むこと、実り多い時期は苦境に会い乗り越えようとする時だ❗
また、自由、平等ではなく21世紀のキーワードは「惻隠」という言葉を使われ慈愛、勇気、忍耐、弱者への涙だと。
日本人のお家芸でいつでも美しいものを作ろうとする、神様は機能も美しいものとする。
真似をする才能は日本人のモノ作りに向いている。
美的感受性はもののあはれを知ることで日本人の感性ほど素晴らしいものはないと。
虫の音を音楽のように感じるのは日本人だけ
あっという間の1時間半、来場の方々のたくさんの拍手でした☺
帰ってから「国家の品格」を手に取り、今日のお話の中身はここから出たことがわかりました。