Blaze Button down Boy Always TRAD

「楽装喜服」
服を着る、装うことは自分を表現する芸術だ。

ボタンダウンのシャツに袖を通し僕の一日が始まる。

蕗谷虹児展~魅惑のモダニスト・刈谷市美術館

2011-05-26 20:53:32 | Art

Img_2082

刈谷駅の東、緑の中にある美術館。妻と出かける。入り口にある「薔薇と少女」が大正ロマンの世界へ誘う。

Img013

今回のお気に入り、ピアズリーの作品を連想させるがピンクのバックが雑誌「令女界」だ。「CUPIDを飼ふひと」1935年。サインひとつにも拘り、年代、作品においてそれぞれサインも異なりレタリングも今見ても新鮮。

Img015

Img018

この「花嫁」は数年前に切手と出会っていて、作者が蕗谷虹児であることをはじめて知る。娘が結婚する前だから2.3年前だ。早く嫁いでくれたらという思いもあり、郵便局で見つけ、とってあった一枚である。出身地の新潟県の切手として出されたもの。

この「花嫁人形」1968年

金襴緞子の帯締めながら花嫁御寮はなぜなくのだろ・・・。詩も書く、本の装丁、少女雑誌、宝塚の世界。パリでの勉強~エコール・ド・パリの世界、一見ミューシャを連想させる作品、多くの画家の影響を感じた。彼の写真を見たが好男子である。

本名は一男。佳都男と書いてもいる。パリ時代はFOUKIYAと書いている。1898~1979年Img016

本当に多くの作品が展示されており、時間の経つのを忘れた。明治から大正にかけて少女雑誌に連載し女性を虜にしたことが十分に伺える。お洒落な、よき時代ではなかっただろうか。

Img014

『葡萄』 令女界 表紙 1925年 サインが虹、文字もデザインされている。

Img_2083

来月からそごう美術館でも開かれる。何かいい雰囲気だ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ぎふ清流マラソン~投稿・中... | トップ | トリボラ・初夏の宴~アンで... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Art」カテゴリの最新記事