しろくまのいえ

しろくまのいえのまわりでおこるさまざまな出来事をつづってゆきます。

中医学で学ぶ食材(薬膳)講座をきいてきました。

2017-05-17 16:34:40 | おでかけ
「梅雨の食養生と食材」というテーマで講義を聞いてきました。
船橋市にある石井食品本社で行われた1時間ほどの無料講座でしたが、

中国の偉い先生に(いつもの先生がお休みだったそうですが)話を聞くことができ、
とても勉強になりました。

春夏秋冬、その季節のものを食べると体にいいんだよ、という習慣は日本人にも
ありますが、なんとなくそうだよねぇ思っていたことを、中医学的にその食材や栄養分、
その役割を細かく解説してくれたので、日々食べてはいるものの食べることの意味、大切さを
あたらめて振り返り、深めることができました。

*以下講演内容より:::::

湿気の多い梅雨の季節は、虫・カビ・ばい菌などが生じやすく、食物が腐敗しやすくなるので
「脾」の(食物の消化吸収をつかさどる)臓器が影響を受けやすい。

この季節にお勧めの食材
は、ソラマメ、エンドウ豆、グリンピース、さやいんげん、枝豆など
まさに今、旬のものがよい。
:豆は、生で食べると死んでしまうくらい毒なのだそうですが、熱を加えることで体に良いものに
なるそうです。
:さやいんげんのさやには、インシュリンのもとになるものが含まれているため糖尿病の方によい。
:アジア人はインシュリンが出にくいので糖尿病になりやすく、ヨーロッパ系の西洋人は体質的に糖尿病に
なりにくいそうです。なので、日本人が西洋的な食生活を送っていると糖尿病になりやすいそうです。
西洋では、アイスクリームでもなんでもボリュームがすごいのですが、これを日本人が西洋人と同じ量を食べると
糖尿病になってしまうそうなので、注意が必要。
:枝豆は、ソラマメやさやいんげん・グリンピースなどと違って、油分が多いのですが、植物由来の油なので
身体によい。イソフラボンが含まれており、更年期症状、骨粗しょう症にもよい。
:魚では、スズキが脂が少なく、高たんぱくでよい。
サバやイワシなどの青魚の油は体にはよいが、今の季節は、刺激が強いので避けたほうがよい。
:くだものでは、サクランボがよいそう。
また、食中毒の予防としては、しそ、ねぎ、しょうが、にんにく、ラッキョウ、ミョウガなど
の香味野菜がよいそう。

この季節控えたほうがよいもの は、脂っぽいもの、甘いもの(体の水分を奪う・
過剰にとると肝臓に負担がかかる)刺身などの生もの、冷たいものは控えたほうがよい。

講義の最後に、体に良い食材として紹介されていたソラマメといんげん豆を
試食でいただきました。


::::::

ところで中医学とは、聞きなれない言葉ですが、簡単にいうと
「数千年の歴史がある中国の伝統医学で、人の持つ生命力を重視し、
病気として表面に現れる前にバランスを整えて予防するのが特徴。
医師は、患者の脈や舌、声の張りを観察し、症状にあった天然の生薬の配合、
はり・きゅうなど効果的な治療法を見つけ出す」だそうです。
わかりやすい説明のサイトもあります☆こちら

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