しろくまのいえ

しろくまのいえのまわりでおこるさまざまな出来事をつづってゆきます。

日本熊森協会

2017-08-10 17:59:58 | 
ツキノワグマが絶滅するという新聞記事を
子供たちが学校に持ってきたことがきっかけで、
1997年 日本熊森協会 が設立したそうです。

熊や動物の保護は、国や市町村ではやってくれないそうなので、
個人で保護活動するしかないのだそうです。

動物は人を襲うために人里に降りてくるわけではなく、
食べるもの、暮らせる環境がなくなってしまったからです。
動物たちが食べられる葉っぱや実のなる木がなくなったのは、
人間が広葉樹の森を針葉樹の森に変えてしまったからです。

8000年前の日本列島には、最後に現れたのが人間で、
はじめはひっそりと暮らしていたのに、今は、動物たちより
人間中心に生活してしまっています。

動物たちが暮らせる森を作る。
広葉樹の森を増やす。
動物たちが食べれる実のなる木を増やす。
森が豊かになると川も海も豊かになる。
人間と動物のすみわけをする。


ほんとは 日本熊森協会 が必要ないほうがよいのですが、
今はまだまだ必要です 

2010:日本熊森協会会長 森山まり子著

ーーーーーーー以下本文より

日本は、一歩山に入ると、どこにでもクマ、サル、シカ、イノシシや大鷲などの大型の野生鳥獣がいます。
日本人にとっては、あたりまえのことのようにおもわれますが、世界的にみると、全国各地に豊かな森やこのような大型動物を残したのは、先進国では日本一国だけだそうです。
首都東京都にも、わずかですがまだ熊の住む森が残っています。
イギリスでは、自然の森の木を切りつくしたため、今日まで残った大型野生動物は、たった一種、シカだけだそうです。
イギリス人は狩猟民族なので、貴族がハンティングを楽しもうと庭でシカを囲って飼っていたので、これだけは絶滅を免れました。
しかし、熊は約1000年前、イノシシは約900年前と、次々と大型動物たちを絶滅させてしまっています。

環境庁いわく
「国土には人間が住める定員というものがあります。それを超えた時から、その国は自然を食いつぶして絶滅に向かうしかないのです」
日本の国土に住める店員は、江戸時代並みの質素な暮らしをして(エネルギー消費量はいまの100分の1)3000万人。
明治から始まった日本の人口爆発は、今やっと終息しはじめました。
人口は、明治の初めのころに比べると一気に4倍にもなってしまいました。
いま日本人が吸っている酸素は、日本の森から出るものだけれは足りない。
日本人は、東南アジアやブラジルなどにある熱帯雨林が生み出す酸素で呼吸している。


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