桜の舞い

OSK日本歌劇団のことを徒然に思うまま書いていきます。

「カルディアの鷹」配役

2014-03-03 08:40:44 | 雑感
めでたく昨日「カルディアの鷹」が千秋楽を迎えた。


出演者の皆さま!スタッフの皆さま!おめでとうございます。

そしてお疲れさまでした。

改めて感動覚めやらぬ「カルディアの鷹」の出演陣を振り返ってみる。


<敬称略>
高世麻央
運命と戦う孤高の王子アスラン)


牧名ことり
無類の愛を持つ聖女クラウディア)


折原有佐
(誇りと母性に揺れる王女ロザリア)


真麻里都
(自ら手を汚さぬ狡猾な知能犯イルハン)


悠浦あやと
(愛を知った王位継承者シムール)


虹架路万
(アスランの親友で三枚目のルカ)


白藤麗華
(人心を惑わす教祖ベルガ)


愛瀬光
(ベルガの手下ウォースラ-)


和紗くるみ
(ルカの妹宮廷の踊り子シムールの恋人ナディア)


城月れい
(王子アスランの恋人、オシリスの花嫁アーシェ)


桃葉ひらり
(クラウディアの妹、ムト族のルビナ)


翼和希
(妹を生け贄オシリスの花嫁にされたベイン)


初見では、一部の改訂や設定の違いはあるものの、役づくり的には原作の「オシリスの花嫁」を踏襲した感じがしたけど、公演期間の後半ともなると、それぞれの役が深まったように思えた。


特に折原有佐さんの女王ははなから、原作を超えていた。

原作では、王とアスランには継母となる王妃が登場するが、明らかにこの2人を超えていたのが、折原女王だ。

母として苦悩する姿と女王としての強さと威厳。
ラストで民衆に向かっての演説場面は特に圧巻で、客席からの拍手も一段と高くなり止まず、素晴らしかった。


そして、教祖ベルガの白藤麗華さん!
徹底した悪で、摩訶不思議な感じと威圧感のある演技。

あのふてぶてしさと執拗さがあればこそ、オシリスの花嫁の哀しさが生きて来る…。

上手い~!


また何かしでかしそうなオーラ満載。


更に、オシリスの花嫁アーシェの城月れいさん!

ダンスだけで、アーシェの切なさや哀しみが伝わってきて存在感が抜群!!

あの全身から滲み出るアーシェの感情の動きが凄く、素晴らしかった。

あのアーシェあってのアスランだ。


さすがに素晴らしいOSKの女役陣!


(つぎにつづく…)