目黒駅西口からスタートしました。目黒通りを渡り、行人坂を下ります。
大海法印という行者が開いた急坂です。
その途中にその大海法印が開祖となった大円寺があります。
大円寺
所在地:目黒区下目黒1-8-5
概要
天台宗寺院の大円寺は、松林山と号します。大円寺は、寛永年間に湯殿山の大海法印が行人坂を切り開いて創建したと伝えられています。大円寺の三面大黒天像は、山手七福神の大黒天となっています。
大円寺本堂
本堂が明和9年(1772)の大火の火元となったことから境内には犠牲者を供養する釈迦三尊や五百羅漢がある。
大円寺五百羅漢
一体一体が小さいながらもこれだけ石仏が並ぶと壮観ですね。
大円寺を出て行人坂を下ると目黒雅叙園があり、目黒川に架かる太鼓橋を渡りました。
直進すると「五百羅漢寺」に辿り着きます。
所在地:目黒区下目黒3-20-11
概要
浄土宗系単立の五百羅漢寺は、天恩山と号し、元禄8年(1695)鉄眼禅師を開山として江戸本所に黄檗宗羅漢寺として創建されました。本所緑町への移転を経て、明治41年(1908)当地へ移転しています。
300円の拝観料で305体の五百羅漢を拝見することができます。
こちらの五百羅漢は先ほどの大円寺と違い一体が実寸大の人間ほどで木造です。
残念ながら撮影は禁止でした。
五百羅漢寺本堂
五百羅漢寺の門前で少し休憩です。
らかん茶屋
クリームあんみつ(770円)をいただきました。
あんが面白い形をしていました。
五百羅漢寺をあとに目黒不動尊へ。
瀧泉寺(目黒不動尊)
所在地:目黒区下目黒3-20-26
概要
天台宗寺院の目黒不動瀧泉寺は、泰叡山と号します。龍泉寺は大同3年(808)に慈覚大師が開創したと伝えられ、関東最古の不動霊場として、熊本の木原不動尊、成田山新勝寺の成田不動尊と併せて 日本三大不動の一つに上げられます。江戸時代には3代将軍徳川家光の帰依により堂塔伽藍の造営が行われ、それ以後幕府の保護を受け、江戸五色不動の目黒不動、江戸の三富(当寺と、湯島天神、谷中感應寺[現天王寺])の一つに数えられたといいます。
瀧泉寺本堂
本堂裏には銅造大日如来坐像
都立「林試の森公園」
河津桜を見るためちょっと遠回りしました。
開花状況は先日のアップのとおりです。
林業研究発祥の地の碑
林試の森公園はところどころ改修中のようでした。
倒木したユーカリ
平成23年の台風15号によって被害をうけたもので、倒木時には大きな地響きがしたそうです。
どのように自然に戻って行くかを観察するためにそのままの状態にしてあるそうです。
目黒不動尊まで戻りました。
三折坂(みおりざか)
三つに折れ曲がった形状から三折坂とよばれるようになった。
また、目黒不動尊への参詣者が、この坂を降りていくので「三降坂(みおりざか)」とよんだともいわれているそうです。
三折坂を目黒通りまで進むと目黒寄生虫館なるものがありました。
う~珍しいですけど寄生虫はあまり興味がないので先を急ぐことに・・・。
大鳥神社
所在地:目黒区下目黒3-1-2
概要
大鳥神社は、目黒区下目黒にある神社です。大鳥神社は、大同元年(806)創建された区内最古の神社だといい、古江戸9社の一社に数えられ、目黒村の総鎮守社となっていたといいます。
大島神社拝殿
歴史のある神社なんですね~。
大鳥神社を出て目黒川沿いの遊歩道まで歩きます。
もうすぐソメイヨシノが咲き誇るんでしょうね。
遊歩道を進み、少し遠回りします。
茶屋坂街かど公園
落語「目黒のサンマ」の舞台がこの辺りだそうです。
正願寺
所在地:目黒区中目黒3-1-6
概要
日蓮宗寺院の正覚寺は、実相山と号します。法泉院日栄(寛永11年1634年寂)が開山、4代藩主綱村の生母である三沢初子が開基となり、元和5年(1619)に創建しました。日蓮宗不受不施派弾圧の影響を受けて、本寺であった碑文谷法華寺(現円融寺)元禄11年(1698)天台宗に改宗したことから、身延山久遠寺末へ本寺を改めています。また仙台伊達家との所縁が深く、三沢初子が本寺住職4世日猷、5世日登両上人に深く帰依、諸堂の寄進を受けた他、三沢初子の墓も当寺にあります。
正覚寺国柱法窟
正覚寺本堂
正覚寺鬼子母神堂
4代藩主綱村の生母である三沢初子像
正覚寺を出て時間があったら祐天寺まで歩こうかと思ったのですがここで日没をむかえたので今日の散策を終えました。