所在地:秩父市東町26-7
秩父鉄道お花畑駅から歩いてすぐの場所です。
秩父札所13番寺の入口には薬医門と呼ぶ切妻造りの黒門があ り、高い地輻をまたぐと左手に鐘楼、右手に経蔵と薬師堂が並 んで建ち、正面が観音堂です。1878年(明治11年)3月 の秩父大火で焼ける前の堂は広壮なものだったが、1901年 (明治34年)頃再建されたのが今の堂です。三間四面の小柄 ながらも華麗な装飾を施した堂であります。秩父札所13番の 本尊は行基作といわれる聖観音で脇仏は阿弥陀三尊。その一体 が前述の火災の際に火をかぶり今も痛々しいお姿ながら残りま す。この寺には、一切経輪蔵があります。堂の中心に輪蔵形式 の経庫があり、心柱の上に六角灯篭型の経蔵を置いて回転する ようにしたもので、正面に釈迦像を安置し、他の五辺には黄檗版一切経1630巻が収めてあります。これを回転すれば必要 な経文が取り出せるし、回しながら礼拝すれば読誦したのと同 じ功徳があると言われます。なお、秩父札所を開創した十三権者の像がまつられているのは、秩父札所13番寺であります。 経蔵の隣にある薬師堂は、薬師瑠璃光如来即ち目の神様として 「め」の文字を入れた絵馬がたくさん奉納されております。
黒門
福寿稲荷大名神
経蔵
手前の梅の花もまだ少し咲いていました。
瑠璃殿と書かれた薬師堂
メグスリの木
看板
古来より目の病に効能があると伝えられています。樹皮のエキスで作ったお茶が納経所に用意してあります。エキス入りの薬師あめもあります。
本殿とエドヒガン桜
三千女
エドヒガン桜
急いでいたのでメグスリの木のお茶はいただきませんでした。また機会がありましたら今度はいただきたいと思います。