緑香庵通信

三軒茶屋から世田谷線で6分・松陰神社前のアロマテラピーサロン。

老いについて

2008-10-10 10:00:00 | 女性の身体
暗くなった若林公園からアカペラを練習する声が…。
うーん、がんばれ。道は遠いぞ。


■ トシだ・・・
季節のせいか年齢のせいか、とにかく髪が抜けるのです。
老眼はますます進み、最近はちょっとした活字を見るのにも、
意識を集中するか、眼鏡をかけるかしないと
内容を把握できなくなってきました。
こうなると、いかに自分が今まで何も考えず活字情報を
取入れてきたかが分ります。
今は、その情報が欲しいかを意識的に判断した上でしか
読むことができないので、おのずとフィルターがかかります。
そうしてみると世の中の情報にはそんなに必要なことって多くないのね、
って偉そうですか。

本を読むペースも落ちたなあ。
本を読むのが好きだなんてあらためて思ったことはなかったけれど、
読み辛くなるとストレスです。多分好きなんですね。
これからは本の選択にもフィルターをかけざるを得ません。
読む物を厳選しなければ。
ひるがえって、こんな「あほブログ」でも楽しみに読んでくださる
がいるということを聞くと、本当に申し訳ないような気持ちです。
皆さんの情報のフィルターはだいじょうぶでしょうか。
なんて心配したりして。

■ 更年期・真っ最中
さて、老化話のついでですが、最近の私の更年期の状況報告を。
(私はいったい誰に向かってこんな個人的なことを報告しているんだ?)
近頃はリズミカルボディセラピーで言うところのB期-C期-B期-C期、
の繰り返しで、たまに50日~60日に一度、思い出したようにA期が来る
といった感じです。(用語は>>こちらをご参考ください )

つまり、排卵前-排卵後-排卵前-排卵後の繰り返しがほとんど。
といっても実際に排卵は起こっていないわけで、
脳からは時々狂ったように「エストロゲン出せよ、おいっ!」
という指令が出される
らしく、突然の頭痛の気配や、
副腎あたりが締め付けられるような感覚がやってきます。

そういうときはエストロゲン様の作用を持つハーブ
サプリメントやお茶でしのぎます。
アロマも大活躍。
アロマに関してはエストロゲンを補うというよりも、
脳の暴走を鎮める方向で日々就寝前に使うことが多いです。
仕事で毎日アロマに触れているのはもちろんです。

基礎体温はあいかわらず毎日計っているので、
なおさら自分が今いかにめちゃくちゃな状態かがはっきりわかります。
だからこそ、多少の体調の悪さ、気分の浮き沈みは
かえって当たり前に受け入れることができます


■ ネガティブな気持ちも尊重したい
こうして毎日少しずつ、あるいはある時はがくんと変化しながら
「老い」へと向かっているのは事実のようです。
「老い」という言葉にはいまだ抵抗がありますが、
まあ終点への過程として先人が名付けた言葉なので、
素直に使わせていただきましょう。

ただ、当たり前ながらその道筋はひとりひとり違います。
更年期に限らず、もっと先にある老化の道筋も実はみんな違う。
親の世代を見ていてもそう思います。
ともすれば世の中の平均と比べて判断をしがちですが、
それはあくまでも目安に過ぎないことを忘れてしまうことが多い。
本人の個体としての変化が実態であり、本人の感覚、実感が
本当は一番大切
だと思うのです。
仮にその年齢では当たり前のことでも、当たり前に思えない場合もある。
そういった、自分に起こる変化を恐れるネガティブな気持ちも
尊重したいと思うのです。

そのうえで、できれば、変化を受け入れ、変化の中に面白みを発見できる
ような生命の図太さを期待したいのですが、
そんなことは無理なのかしら。

いろんな歳の取り方があります。
先輩方から教わることは本当に多く、
親世代をケアしながら、ますます自分の将来がリアルに
感じられる昨今です。


次回のブログでは「更年期を前向きに」的な方向性でなく、
「客観的に」記録するだけで楽になるという方法をご提案したいと思います。


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