生活をたのしむ 街みどり・庭みどり

緑の暮らしの専門家がお届けする、一人ひとりの毎日の暮らしをもっと嬉しく、幸せにする、カフェのような心地よいみどりをご紹介

街ナカみどり 東京ガーデンテラス 紀尾井町

2016-05-24 05:50:41 | 街ナカみどり
【心地よいみどり287】

いつもありがとうございます。
今回も街ナカの心地よいみどりの情報をお届け致します。


庭には闇雲に「いいかも…」と店先に並べられた花苗を見て、
衝動買いをしてしまい、せっせと植えていました。



でも3年目となると多くの枯らしてしまった苗達の
おかげで、なんとなく性格がわかってきましたね。



相手を知り、適材適所を心がけています。




苗達にとって心地よい場所では花も多く、虫も大量発生せず
手がかからないですね。みどりから日々、大事なことを学んでいます…















今回は赤坂プリンスホテル跡地に生まれた、
東京ガーデンテラス紀尾井町のみどりをご紹介します。







5月に一部の施設が仮オープンしました。
エントランス、ガーデンはほぼ完成し利用できましたよ。



まだ、工事中と思っている人が多いようで、
この贅沢な空間を今は独り占めできる状態です。


楽しみなグランドオープンは7月となります







エントランス周りはカフェ、水景、みどりがあり、
シンボル的なオブジェも鎮座していました。




水景は佇む人の時間の過ごし方、そこから生まれる幸福感で
そこの心地よさが決まります。




この水景で生み出される魅力はどのようなものだろうと、
興味が惹かれますね。これからに期待です!

やはり男だらけですと絵にならないですね……













エントランスは特徴ある、広い空間のみどりでした。





色鮮やかな様々な植え込みがここの空間の
彩りを出していましたよ。




一部フェイクでもありますが、外から中へと
みどりのラインは続きます。





館内のサインのデザインは和を意識しているようでした。







みどりは四季折々に変わるのでいいのですが、
このようなオブジェは飽きられないだろうか…と
心配してしまいます。

街ナカの今を元気にしたい!と言う
熱い思いなのでしょうね。





この更に奥へと、思いがつながります。





斬新なデザインのベンチの奥に、
ウッドデッキの園路が現れました。





その園路を歩み始めると江戸情緒な景色が現れました。

江戸城の石垣ですね。
弁慶堀と呼ばれている外苑の景色が広がります。










この石垣の石には提供した藩の家紋がまだ見えています。
藩に対する忠誠心と、石垣を提供したぞ!というアピールですかね。

現代とあまり変わらないのだな…と
思い笑ってしまいました。

写真では見えないですが、現地ですとハッキリと分かりますよ。







この石垣の上にはベンチが並べられている
見晴らし台がありましたよ。


新しいみどり、ここの地の歴史をつなぐみどりが
調和し混在している場所です。

是非、お近くに来たらぶらっと散策ください。

この奥にも実は魅力あるみどりがあります。
その続きは次回にご紹介します。





【心地よいみどりの方程式】

◾️東京は今につながる江戸城、大名庭園のみどりが多く
残されているので、実は街ナカに東京らしさをアピールしやすい。

◾️この強みを活かすと「行ってみたいなぁ」という場所になる。
それをデザイン、コンセプトとして取り入れている施設が
生まれ始めている。

◾️オリンピック、インバウンドという外圧は日本らしさの大切さを
後押ししてくれている