神戸スポーツボクシングクラブ【KSBC】リュウ会長のリュウ流ブログ

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雀鬼と呼ばれた男の行動哲学

2011-11-12 10:17:33 | 名言

 世間ではよく「意志は固いほうがいい」と
 思われているようだが、私の考えでは逆である。

 意志が固いために、たった一つの箇所を
 突かれただけで、コロンとひっくり返ってしまう。

 そして自分のプライドを崩されたような気になり、
 「こんな仕事は辞めてやる」と会社を飛び出し、
 引きこもりになったり、街中で暴力を振るったりしてしまう。

 「柔よく剛を制す」という言葉があるが、
 人間は心身ともに柔らかくあるべきというのが私の持論である。
 体や心を強固にして力ずくで相手に向かっていくと、
 反射神経が鈍り、柔軟な対応を取ることなど到底できない。

 建物を例にとってみても、
 コンクリートは頑強にできてはいるが、
 外部からの衝撃には非常に弱い。

 反面、木造建築は当たりが柔らかく、
 強い風がきても吸収して受け止めることができる。

 人間は最終的に体が固くなって死ぬように、
 若い子の体はお年寄りに比べるとずっと柔らかい。

 その柔らかさを十分に活用し、
 行動に移していってくれたなら、
 いい世の中を取り戻してくれるように私は感じている。

 また、心の柔らかさというものは、
 教わったことが入りやすいタイプと、
 入りにくいタイプとも関係している。

 まずは心を開き、精神を柔らかくしなければ
 教えは入ってこない。

 一つのことに囚われると、その考えにつかまってしまう。
 そうすると、その教えこそ絶対だと思い込み、
 他の考えをすべて否定してしまうようなことになるのである。

 桜井章一


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