琉さんの成人式に向け構想をねり琉さんでも無理なく快適に着れるように我流リフォームをした『なんちゃって着物』
簡単ではありますが少しだけ紹介させていただきます
着物というものは本来、反物で全て手縫いで作るものだそうですが、私は「遺すもの」と言うよりは「その場を気分良く快適に楽しむもの」を作りたかったので簡単でお財布にも優しい制作で取り掛かりました。
なので羽織は手芸屋さんの切り売り生地
お着物はお下がりを頂きました。
袴と襦袢、羽織紐、角帯、腰ひもはAmazonで購入したもの。あとは加工材料として幅広(10cm、角帯位)の黒いゴムバンド、マジックテープを購入。構想中でとりあえず必要そうなものを買いました。
実際に何が必要になったかは後程。
狭いところや人混みに行くので爪先保護のため靴にし足袋と草履は履きませんでした。
まずは羽織
『琉に龍』ただのダジャレ?のノリではありますが本人に似合うカッコイイ和柄を探しベースは白にしました。
羽織の作り方を検索していたら私でも簡単に作れそうなコスプレ用の型紙があったのでそれを使わせていただきました。
でも、手を抜きまくるのも琉さんに申し訳ないので同じ形で濃い茶色の羽織をもう一枚作り裏地として重ねて仕上げました。
一番、頭を使ったのは袴。
ズボンのように股が分かれています。
着物を着て角帯をし、その上から履き腰ひもで縛る。
普通に着付けると後ろは盛上がります。
袴には腰板と言うものが入っていて、普通に着付けると車椅子に座ったとき背中が当たって痛いと思われます…
普通に着付けると後ろは盛上がります。
袴には腰板と言うものが入っていて、普通に着付けると車椅子に座ったとき背中が当たって痛いと思われます…
思いきった改造が必要です
まずは腰板とヘラを取っちゃいました
結構固い芯が入ってました。
後紐も外します。
縫い付けているパーツを取り除き本体だけになると生地が解れそうなのと袴の折り目が崩れるので、外した後紐を程よい長さに切り、バイアステープのように補修します。
補修した部分を幅10cmほどのゴムバンドが通るように内側に折り返して縫い止めます。
後から見るとこんな感じ…
続いて前ですが
まずはゴムバンドを本人のウエストのサイズプラス5~10cmほどで切り、マジックテープで止められるように縫い付けます。
※袴の腰まわりをウエストゴムのズボンのように履かせます。あまり緩いと着崩れしてしまうので一度、服の上からゴムバンドを当ててみてください。
袴の前の縁とゴムバンドを縫い固定します。
続いて前ですが
まずはゴムバンドを本人のウエストのサイズプラス5~10cmほどで切り、マジックテープで止められるように縫い付けます。
※袴の腰まわりをウエストゴムのズボンのように履かせます。あまり緩いと着崩れしてしまうので一度、服の上からゴムバンドを当ててみてください。
袴の前の縁とゴムバンドを縫い固定します。
この時マジックテープ部より1~2cm横にずらして縫い付けてください。
注意着られる方の体格に合うサイズの袴が良いです。大きすぎないこと。
少しだけゴムをチラ見せすると帯のように見えてカッコイイです
続いて前紐の加工です。
本当ならば腰のところでクロスして前に持ってきて…
とかあるのですが『なんちゃって着物』は一切縛りません
縛ってしまうと遊びがでないので座位を保持していられない琉さんには負担になりそうなので。
前紐は飾りに使います。
左右、前に持ってきてクロス
余った紐を横にし両端を折り返して縫い付けます。クロスした紐を真ん中で縫い付けます。別で十文字縛り風にパーツを作り縫い付けます。
ここら辺は見た目重視で
袴が出来ました。
お着物は思いきってショート丈に
お着物は思いきってショート丈に
袴の脇から見える長さにバッサリ切りました。
切ったところは端処理をしてください。
私はバイアステープを付けちゃいました。
お着物は腰紐を使わないので着崩れ防止のためにマジックテープで3ヶ所止めるようにしました。
と、言うことで購入した角帯、腰紐は使いませんでした
お着物の下は長襦袢を着るそうですがとっても楽チンなものを見つけました
襦袢Tシャツ
お着物でお仕事されている方も使っているようです。便利
琉さんは中にあったかインナーとズボンを隠し着て上に着物を
太めのゴムバンドを使っているのでしっかりと着物を押さえてくれます。
太めのゴムバンドを使っているのでしっかりと着物を押さえてくれます。
当日、救護室で胃ろうから経管栄養も楽に出来ました
縛っていないので着付け直しも簡単
こんな感じで…
へたっぴな説明での琉さん仕様の『なんちゃって着物』を紹介させていただきました。
最後までご覧いただきありがとうございました
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます