どうして?
なぜお客さんが入らない?
みんなデモに行っちゃった?
観客評点も悪くない…
韓国映画史に大きい意味があると言われる…
監督の演出力などは高く評価さている…
なぜ…?
カン・ドンウォン主演'隠された時間'このまま埋もれるか
2016.12.2 翻訳サイト使用
映画'隠された時間'が封切り2週でボックスオフィス10位圏外に押し出された。
2日映画振興委員会映画館入場券統合コンピュータ・ネットワークによれば今まで'隠された時間'の累積観客は約51万人だ。
70億ウォンが投入されたこの映画の損益分岐点は約200万人. 本格的な冬シーズンを控えて大作映画があふれていて長期上映を通した製作費回収が容易ではない状況だ。
'検事外伝'(2016)が971万人を動員したのをはじめとして'黒い司祭'(2015) 544万人、'ドキドキ私の人生'(2014) 162万人、'群盗:民乱の時代'(2014) 480万人などカン・ドンウォンが主演した映画ごとに良い成果を上げたのを勘案すれば今回の作品の興行不振は多少意外に受ける。
'隠された時間'は謎の失踪事件後、時空間が止まった世界に閉じ込められてひとりでおとなになって帰ってきたソンミン(カン・ドンウォン)と彼の話を信じたある少女シュリン(シン・ウンス)の話を扱った。
カン・ドンウォンの出演と共に韓国映画としてはめったに見ないファンタジージャンルという点で注目をあびた。 特にこの映画を演出したオム・テファ監督は前作'イントゥギ'で'怪物のような新人'という修飾語を得た監督なので期待値が高かったのが事実だ。
カン・ドンウォンは10代の感性を持ったおとなの姿を繊細な内面演技で見せたし、子役俳優シン・ウンスも抜群の演技力を発揮して一気に忠武路(チュンムロ)の新鋭に浮び上がった。
封切り以後観客の評価も比較的熱い方だった。 映画を見た観客はインターネットやSNSを通じて"かすかで余韻がたくさん残る","幽玄だ"等の評を残した。 ネイバー観客評点も8.27で悪くなかった。
しかし'時間が止まる'というファンタジー設定が多少見慣れない側面もあると見られる。
また、カン・ドンウォンと子役俳優シン・ウンスの関係設定が中途半端で感情移入が難しかったという指摘もある。
映画界のある関係者は"素材は異色だったが、ロマンスを期待した観客に小学生ヒロインと俳優カン・ドンウォンの友情でもなく愛でもない感情が簡単に届かないようだ"と惜しんだ。
一部ではカン・ドンウォンが映画開始40分後に登場して'カン・ドンウォン効果'を正しく見ることができないのではないかとの分析も出てきた。
しかし'隠された時間'は興行成績を離れてそれ自体にも韓国映画史に大きい意味があるという評価が多い。
斬新な挑戦で韓国映画素材の地平を一層広げて、止まった世界という仮想の世界を想像力と技術力を動員してよく実現した点、信頼という主題を新鮮な素材で解きほぐした監督の演出力などは高く評価されなければならないということだ。