ネタバレありのインタビューですが
これを読んで映画を観るとより一層楽しめると思います
どうしてもネタバレがお嫌な方は
まず、映画を観て
このインタビューを読んでから
もう一度映画を観てはいかがでしょうか?
カン・ドンウォンからチェ・ミンホまで、監督が明らかにした'人狼'キャスティング理由
2018.8.1 翻訳サイト使用
'人狼'キム・ジウン監督
ネタバレあり。
カン・ドンウォンは'人狼'封切りインタビューで映画に合流することになった理由を説明して"キム・ジウン監督がするというと断る理由もなかった"と話した。 '静かな家族','カミングアウト','反則王','スリー','長靴、紅蓮','甘い人生','良い奴悪い奴変な奴','悪魔を見た','密偵'などコメディから、ホラー、ノワール、アクションなどを行き来して印象的な足跡を残したキム・ジウン監督は、俳優が必ず一度は作業したいと口をそろえる人物の中の一人だ。
映画とよく合う良い俳優を明るい目で見て、全体的な調和を考えて一つのチームを作るのは監督の役割だ。 今回の'人狼'でキム・ジウン監督はカン・ドンウォン、ハン・ヒョジュ、チョン・ウソン、キムムヨル、ハン・イェリ、チェ・ミンホなどまぶしいキャスティングを完成した。 その上にパク・ビョンウンとホ・ジュノがそれぞれ友情出演、特別出演した。
'人狼'封切り3日目の先月27日、ソウル、鍾路区(チョンノグ)、八判洞(パルパンドン)のあるカフェでキム・ジウン監督に会った。 有名な俳優を集めた理由から、'人狼'を通じて伝えたかったメッセージ、今後監督として成し遂げたいことまで多様な話を聞くことができた。一問一答。
▲劇中イム・チュンギョン(カン・ドンウォン)-イ・ユンヒ(ハン・ヒョジュ)のメローが突然に見えるという反応が多い。
それを(メローを)好きな方たちもいて、SFアクションを見にきたがなぜメローが強化されたのか分からないとして自分の考えと違うと考える方たちもいるのと同じだ。 主人公(イム・チュンギョン)が個人の考えをして、個人の話をするまで自覚する過程でハン・サンウ(キムムヨル)も経て、イ・ユンヒ、チャン・ジンテ(チョン・ウソン)も経る。 この時、イ・ユンヒとの関係がかなり重要だと考えてそこに集中した部分もある。 三人をたどりながら三集団のシステムを経たも同然なのではないか。 ハン・サンウは悪党に規定されているから悩みをたくさんしなくても済んで、チャン・ジンの態度とても正確に機能が実行されるキャラクターだから彼には質問をたくさん投げはしないようだ。 だが、イ・ユンヒとイム・チュンギョンは個人対個人で出会う状況なので、そこにどんな考えと疑問が投影されただろうか考える。 それでメローラインが浮き彫りに見えるのではないか。 私は各人物(ハン・サンウ-チャン・ジンテ-イ・ユンヒ)がイム・チュンギョンに同じ大きさの混乱を与えて内傷を負わせることと考えた。
▲結末が原作と違ったが変えた理由は何か。
詰まったことを突き抜けて行くためのメタファーが必要だった。 それが話と合うと考えた。 統一反対デモが激しくなった時行き詰まった鉄道が(後ほどには)円滑にあけられて、両首脳の対話もうまくいくという。 あけられるというのは自分の問題に激しく戦ってきて結局成し遂げた、個人に戻ったという意味であった。 そのような意味で(主人公が)苛酷な試練を体験したので慰安と休息を与えたかった。 前作では人物に本当に苛酷な試練を投げかけた後に、慰安も与えなくて結末も破局へ行く場合が多かった。 今回はちょっとそのようにはしたくなかった。 また('人狼'が)救援のメッセージがあるのでそのようにした。
▲窮極的に'人狼'で話したかった主題は何か。
このシナリオを初めて企画して書く時、日本にはアベが、中国には修金平が入った時であった。 ロシアにもまだプーチンがいて、アメリカはトランプがいる。 いくつかのブロックになっていた。 国内社会も保守と進歩で、女と男に分かれて度々壁ができるという気がした。 この現代という世界は障壁が防いでいる世界だと考えた。 それと共に本来個人の話がますます消えていないかと思った。 個人がなくなっているので、個人を再確立するべきだと見た。 明白にどんな陣営なのか立場を明らかにしなければならなくて、そのようにするように強要して抑圧して萎縮させる現象が深刻な問題で、首をかしげるような問題と見た。 それをイム・チュンギョンに移すことができるだろうと考えた。
▲マスコミ試写会の時完ぺきな被写体を再現するために今の俳優をキャスティングしたと明らかにした。 もう少し詳しいキャスティング背景が聞きたい。
チョン・ウソン氏と同じ場合は今まで彼が引き受けたキャラクターを見れば全て自分が出なければならなかった。 みな立ち上がって熱くあたって発散して、非常に感情的であり猪突的で突破力ある役割をした。 チョン・ウソンという俳優が初めて動かないであらゆる事を掌握しながらも存在感を表わす役割を一度試みてはどうかと思った。 冷たくて厳正で冷徹にすべての計画を組んで掌握して指示する配役. チョン・ウソンさんが年齢をかなり良く過ごしているという感じを受けた。 あたかもアメリカのジョージ・クルーニーのように。 もうチョン・ウソンの貫ろくと年輪、重厚さを見せるタイミングではないか。 それではどうせなら私が先にはやく使ってみよう! (笑い)
ハン・ヒョジュさんはご存じのように演技をかなり上手にする俳優ではないか。 ディテールをよく表現する。 メローやロマンチック映画で物静かで清純で清楚で明るくてきれいな女性キャラクターを主にしたが、暗い陰を一度浴びせてみようという考えだった。 それで強い女性キャラクターが出てこないだろうか考えた。 ヒョジュさんも映画を通じてそのような新しい姿を見せてもう少しおもしろい演技をしたように見る。 ヒョジュさんは演技を自分ひとりでした時とイム・チュンギョン会った時、ハン・サンウに会った時、グ・ミギョン(ハン・イェリ)に会った時みな違う姿を見せるべきだ。 ジレンマに陥った状態のイ・ユンヒはあちこちかけて何一つ抜け出してこれなかった。 そのような複合的で多層的で分裂的な演技をしなければならなかったのだ。
キムムヨルさんは若干は卑劣そうに見えて冷たい、またセクシーな悪党イメージによく似合うと見た。 私が感じたキムムヨルさんの感じをハン・サンウ役に移しておけばディテールがおもしろいキャラクターが出てこないだろうか考えた。 ハン・イェリさんも事実は前作を通じて姿が出てきたものはなかったのではないか。 少しずつ既にしてきたことと違った、もう少し新しく見える姿でキャラクター演出をすればおもしろい演技を見せることができないかと思った。
▲イム・チュンギョンは高難度のアクションを消化しながらも、セリフや感情表現が殆どなくて親しみにくいキャラクターであった。 カン・ドンウォンにこの役を任せた理由は。
'人狼'のイム・チュンギョンはカン・ドンウォンそれ自体だ。 他の選択肢を考えなかった。 漫画映画を実写化した時最も違和感と拒否感がない俳優がカン・ドンウォンなのではないか。 そしてここでかなり重要なのが、プロローグが終わって廃虚の上でシルエットが出てくるのではないか。 シルエットのスタイルの良さと雰囲気を見せることができる人物が必要だった。 秀麗で美しい状態のアクションをしながらもキャラクターの悲しい内面と貞操を見せるようにすることができる俳優は誰であろうか。 全てカン・ドンウォンさんが持つものだった。 とても透明なガラス膜に包まれて簡単に接近することができない感じさえイム・チュンギョンを表現するのにかなり良さそうだった。 (カン・ドンウォンさんが)すでにすべて持ったものなのであえて冒険をする必要がなかった。 ボリュームをちょっと上げ下げの問題だった。
▲アイドル出身であるチェ・ミンホが主な配役を引き受けて話題になった。 キャスティングしたキッカケは。
偶然にもシナリオを書く時、ミンホの顔がたくさん浮び上がった。 キム・チョルジンの部分を書く時。 かなりバカ正直なほど忠誠にあふれる人が必要だった。 ナンバー ツーのようなキャラクターは過酷なイメージまたは、戦術的なイメージと表現されるのではないか。 キム・チョルジンはバカ正直に任務を遂行する、信頼が行く右腕のような感じだった。 そうするうちにミンホのその健康で健全な顔がたくさん浮び上がった。 ところがキャスティング候補リストを見るのとミンホの写真があるではないか。 '役が小さいのにミンホがしたいって?'と尋ね、どうしてもしたいといったとの話を聞いた。 それでミーティングをした。 '二人の男'という(のは)映画を見たが演技をかなり熱心にした。 その熱心にがどんな感じだったかというと、'アイドルが演技するという先入観と色眼鏡は分からないしそのまま私は熱心にして私を立証するのだ'という感じだった。 立派で美しかったよ。 ミンホがこの役割をして私はとても良かった。 ミンホの悩みを知っているから。 アイドルを雇われマダムに使うのでなくミンホが演技者と認められることがどんなものかを見せなければならないねという考えをするようになった。 ミンホの取り調べ室シーンは相当な演技水準が見えるのではないか。 演技を熱心にすることでもう俳優のようだという感じが出たら良いと考えた。 その場面をする時はミンホも私も疲れる時まで(最善を)引き出そうとした。 幸い確かに受け取ってついてきて完成された。
▲出演陣を見ればホ・ジュノさんは特別出演でパク・ビョンウンさんは友情出演で、特別出演と友情出演の差は何か。 また、二人の出演背景も気になる。
区分次第だ。 友情出演がもう少しソフトな感じ? '一度遊びにきて~'とする式だ。 特別出演はもう少し強いディレクション下で責任を負わなければならないということだ。 二人とも私が好きな俳優だ。 自分の色が明確だ。 ホ・ジュノさんは圧倒的なカリスマを最大限引き出そうとした。 パク・ビョンウンさんは与えられた役割に対してはどんな色をつけようがその色がよくあらわれる俳優のようだ。 '密偵'の時から作品を共にしようとしたがビョンウンさんが'暗殺'の時大きい役割をした。 似た映画にひきつづき出てくることが困りそうだった。 '人狼'ではぴったり当てはまる役割がなくて友情出演することになった。 本当に塩のような存在であった。 (笑い)
▲ '人狼'をすることになった背景にSFとメローに挑戦してみたいという点を上げたことがある。 新しく挑戦したり、あるいは継続してみたいジャンルがあるか。
これまで私が映画を20年の間しながら色々なジャンルをしてきた。 過ぎ去った作品を顧みれば何を試みるとしながら縁だけいった感じだ。 今これからは試みたものなどの結果をもう少し完成された状態に出す作業をしなければならなくないだろうか。 ホラーでも、ノワールでも、コメディでも。 そのような意味で今まで探索したジャンルを完成したい。 例えばホラーを試みたことに対して、'このような結果を作ろうとしたこと'と証明するのが必要なようだ。 今後の作業は'責任をとり完成する段階'になるだろう。 <終わり>