さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト

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5月18日、「核被害の輸出を繰り返さないために」

2013年05月16日 | 他団体学習会・イベントなど紹介
NNAFJ事務局より案内が届きました。


「核被害の輸出を繰り返さないために」
~ マレーシア、そしてベトナム ・・・ 差別の視点から考える ~

http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/121f.htm

日時:5月18日(土)15:00~17:45(14:55開場)
会場:新大阪丸ビル本館 510号 (JR新大阪駅東口より2分)
http://bb-building.net/tatemono/osaka/636.html

「マレーシア レアアース精錬工場の環境影響」
和田喜彦さん (同志社大学)

「ベトナムへの原発輸出と差別の視点」
吉井美知子さん (三重大学)

参加費:800円

●IWJによって中継、配信される予定です。
http://iwj.co.jp/channels/main/

 日本は今、ベトナムをはじめとする世界の国々に原発を輸出しようと積極的に準備を進めています。自国で安全性を担保できない技術を、他の国に輸出するべきではありません。

 約30年前、日本はマレーシアのブキメラ村でトリウムによるたいへんな放射能汚染を引き起こし、多くのマレーシアの人々を被曝させました。忘れてはならないエイジアン・レアアース事件です。この事件の背景には、高い汚染を伴う施設はどこか海外で操業しようという差別的な考え方があったのではないでしょうか。日本のこのような姿勢は、公害輸出として批判されました。

 そして今、福島原発事故の収束のめどもつかないまま、政府はアジア諸国への原発輸出を急速に進めています。そこには、自国内で安全性が担保できず売れなくなったものでも、売れるなら海外で売ろうという差別的な考え方が繰り返されています。

こうした差別的な構造は、国同士の関係にとどまらず、ベトナム国内においても重層的に存在します。一例をあげると、ベトナムの原発建設予定地ニントゥアン省タイアン村には少数民族チャム族が多く暮らしています。まずは日本が原発を売ろうとしている相手先の国のことを知ることで、原発輸出の問題性がさらに浮き彫りになってくるのではないでしょうか。

 マレーシア・ブキメラ村で起きたトリウム汚染事故と、ベトナムへの原発輸出の問題を、「差別」の視点から考えます。
 過去に学び、未来を変えていくための集会にどうかご参加ください。

主催:ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
http://japan.nonukesasiaforum.org/

<エイジアン・レアアース事件とは>
 1982年にマレーシア・ペナン州のブキメラ村で、三菱化成が35%出資するARE(エイジアン・レアアース)社が操業開始。生産されたレアアースはすべて日本に輸出されていた。
 ずさんなトリウム管理が原因で、環境汚染と重篤な健康被害がもたらされ、子どものがんと白血病の発生率は平均の40倍に上った。
 そして昨年、マレーシア東海岸のペハン州のゲベンで、新たなレアアース精錬工場の操業が開始された。やはり日本が融資している。


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